事件がおきて
犯人を見つけるだとか
一発大逆転の
弁護をするだとか
素人探偵が
本職より活躍しちゃうとか。

ピンチに陥ったとき
いかに立ち向かうのか。

その手の小説を読んでみたり
その手のドラマをよく観ているのは、
生きていく上で
より注意深く
ものを見るためであって
危機管理能力の向上のために
その訓練とか
勉強の一環として
観ているんだよねぇと
さもありなん とばかりに
したり顔して
言っていたのですが。

たしか
伊坂幸太郎さんの小説、
「重力ピエロ」の中にも
そんな意味合いのセリフがあって
あながち間違いじゃなかったのね、と
フフフン、な気持ちになっていました。

人生、ときには
ドラマより
ドラマチックなことが起こり。

ステキなドラマなら良いけれど
そうじゃない場合、
きっと
そんな場面で
いちばん 必要とされることは
「冷静さ」で。

わぁぁ!
どうしたらいいの?
ワタシ、どうしたらいいの?と
ただ わちゃわちゃしていたら
ことは 収まるべきところに
向かっていくというより
拡散の一途をたどっていくわけで。

かといって
今までに体験したこともないような
ドラマチックすぎる出来事ならば
もう
どう行動していいやら
どう対処していいやら
対応策も 意思決定も
なにがなんやら
もう
なにが 最善なのかも
わからなくなってしまうわけで。

そんなとき
もしも 記憶の片隅に
似たような話の
なりゆきだとか
結果の収まりだとか
どう 行動するべきなのか とか
そんなものが
断片的にでも 見つかれば。

たとえ 擬似的記憶であろうとも
ちょっとくらいは
冷静さを、取り戻せるのじゃなかろうか?
なんて 思っているのです。

そんな
ある意味、“下心”を持って
「相棒」とか
「シン・ゴジラ」とか
「シャーロック」とか
「キャッスル」とか。
録画していた作品を
しつこく しつこく観てるのよ。

だからね、
これも お勉強なの。
だって、ゴジラが来たらどうするの?
どう逃げるの?
どう対処するのよ!
長谷川博己さんみたいに
ビシビシ現場を捌けるの?
右京さんだって みてごらんよ。
どんな事件がおこっても
いつも冷静で 
犯人がうっかり残した
細かなヒントを見逃さないよ。
その手法を学ばなきゃ!

なんて ね。

・・はいはい、
これも テレビを観ていたい私の
ただの言い訳です。
ヘリクツこねて、
テレビばっかり観てました。

わかった、わかりましたよ!
これから
晩ごはんの準備をしますから!