子どものころに
自分の乳歯が抜けたなら
床下や屋根に向かって
その歯を
放り投げたりしたものです。
立派な永久歯がはえますようにと
そんな言い伝え、だったはずです。
甥っ子の乳歯がはじめて抜けました。
下の歯が抜けたというので
「それなら 屋根に向かって投げなくちゃ」
と、言おうかと思いましたが。
最近では
その抜けた歯を
枕の下において眠ると
歯の妖精がやって来て
抜けた歯とコインを交換してくれる、
そんな
海外仕様の言い伝えが
日本でも主流なんだよと教わりました。
歯の妖精!!
昔 観た、
サンタクロースの映画に
少し出てきたような記憶と
何かの絵本でちらりとみたことがある、
ぼんやりした記憶しか
昭和な私には ないのですが。
たしか、
ガッチリしたオジさんみたいな
男の人の妖精だったような気も。
歯の妖精!!!
調べてみると
抜けた歯を枕の下において眠ると
夜中のうちに
歯の妖精がやってきて
その歯を
小さなプレゼントやお金と
交換しておいてくれる、ということでした。
まるでティンカーベルみたいに
可愛らしい妖精のイラストも出てきました。
なんとも夢のあるお話です。
甥っ子は
初めて抜けた歯をとても大事にしており
自慢気に見せてくれました。
まだ
手放したくないからと
枕の下には置かないのだそうです。
「抜けた歯を見て!」と
手のひらに
そっと置いてくれましたが
小さな小さな
その抜けた歯をみながら
甥っ子は
そうしてどんどんと
大きくなっているんだと、
しみじみ
うれしい気持ちになりました。
私たちは みんな投げてしまったから
乳歯は残っていないけれど
歯の妖精制度を採用したら
抜けた歯を残しておけるのよ、とママ。
なるほど!
抜けた歯を保存する箱もありますよね。
屋根に向かって放り投げるなんてこと、
マンションだったりして
できない場合も ありますよね。
時代とともに
変わりゆくこともありますね。
どっちでも
きっと楽しい思い出になります。
すてきなプレゼントがもらえるといいね。
いつまでも
みんなで
その歯を見ていました。
どんどん大きくなぁれ!