「他人が見た夢の話を聞くことほど
しょうもないことはない」と
最近読んだエッセイに書いてあったのです。
誰が書いたエッセイなのかは
角がたつので 秘密にしておきますが。

今朝、
目覚める直前まで見ていた夢が
あまりにも 印象的だったので
一日中 何度も思い出してしまいました。
どんな夢だったのかを
ちょっと 書いてみたい・・と思うのですが
しょうもないなら やめておくかと
悩むところです。


毎回毎回 食べ物の夢しか見ないという
知人がおります。
その人は 
誰もが認める
ちゃんとした大人なのですが
毎回、
お菓子と果物でできた
かわいらしい国の中を
綿菓子の煙を出しながら進む、
クッキーでできた汽車に乗り
窓から手を伸ばして
イチゴケーキの木や、
ブルーベリータルトの木から
美味しそうなケーキをもぎ取って
いざ、いただきまーす!というところで
毎回 目が覚めるのだというのです。

もう少しで食べられるのに
悔しくて悔しくて仕方ないよ!と
本人は 憤慨しておりましたが
聞いている分には
確かに 
すこぶる しょうもない話でございます。

こうなると 今朝の夢の話は
やっぱりますます書きづらいかも。
だって 確かにしょうもないんだもの。

夢占いとか
フロイトとかユングとか。
そんな知識がある方ならば
きっと診断できちゃうんだろうな。
深層心理、読み取っちゃうんだろうな。
そう思うと 恥ずかしくて
やっぱり 誰かに話すのは
少々 はばかられるというものです。

逆を言えば
そんな知識が私にあるのなら
ひとさまの夢の話を聞くことは
ちょっと面白いかもしれません。

誰もが認める、
あの ちゃんとした知人が
あまりにもファンシーでスイートな
あんな夢を見てしまう理由がわかるなら
例えば 
もっと優しくしてあげられるのかも。
すんでのところで食べられないなんて
なんだか素人目にも
もどかしい何かを抱えているのかもと
思わせるじゃないですか。

でも こっそり分析は ダメですね。
ちょっと悪趣味、でしたね。
夢を聞くのは
案外 デリケートなことなのかも。

そう言いながら
ここまで引っ張ってきておいて
自分の夢を書かないのも 
ちょっとズルいのか?と気がひけるので
思いきって 書いちゃいますが、

大きな蝶々が飛んできて
羽が綺麗だなと見とれていたら
羽の模様が 次々変わり
じっくり見てみると
浮世絵だったり、西洋絵画だったりして
「わぁ!すごい!きれい!」と言っていたら
その蝶々が肩にとまってくれた。
という夢でした。

とっても綺麗な夢でしたが
聞いている分には
しょうもないでしょ。

綺麗な夢だったので
今日は オチもなく
綺麗なままで・・
夢のように・・
今日の記事は このまま・・
皆さま おやすみなさい・・
よい夢を・・・