「この時が、来たのね。」
誰に宣告されるでもないけれど
「あ、そろそろね。」と心が、気付く。
その時を知り
私の頬を
涙が すっと落ちていくのがわかる。
そして、ため息。
「・・また、歳を重ねたのね」と。
なーんて、
昨日から続く
センチメンタルな気分そのままに
またこの時がやって来てしまったよ!
という ある種の悲しみを
今日は 綴らせていただきたいと思います。
実際には泣いてませんけどね。
そのくらいの寂しさだとお察しください。
雑誌が大好きだということ。
私の持つ、雑誌への異常なほどの愛情は
以前にも このブログに
超長文で書き綴りましたが
今も変わらずに 多大なる愛情を注ぎ、
どんなに世界がデジタル化されようとも
紙、パピルスへのリスペクトは止みません。
紙媒体を愛しているのです。
特に、美容・ファッション雑誌。
今まで
数々の雑誌を買い、読み、影響を受け
私を形成してくれました。
20年前の雑誌の切り抜きも
いまだ たくさん保存してあるし
廃刊になってしまった雑誌などは
何冊も残してあるのです。
ね、異常な愛情でしょ。
毎月 楽しみに
ページを開くのですが
突然、
気が付くのです。
「この本、もう私には合わないわ」って。
そうです、
自分の年齢が
その雑誌のターゲット層から外れたことに
気が付くのです。
廃刊続きの雑誌業界、
それでも それなりに
各出版社で
年代ごとにファッション誌はあるのです。
次の年代カテゴリーへ。
「私、次の雑誌へ 移らなきゃ。」
ハイヒールはローヒールへ。
リブニットから
身体のラインを拾わないニットへ。
ヘアアレンジアドバイスから
白髪染め情報へ。
ダイエット記事から
更年期記事へ。
お洒落なデートの指南から
無理しない介護の指南へと。
確かに、
認めたくはないのですが
次の雑誌には
今の私が知りたい情報満載なのです。
でも なぜだか 寂しい。
もっとキラキラしていたはずの誌面。
なんとなく、地味⁉
なぜ?なぜ?なぜ?
それも一時のことなのですよね。
すぐに慣れて
ありがたく読ませていただくのです。
あぁ、こうして
大人の階段を上っていくのね・・・
次の雑誌に、
腰痛に効く
湯治場情報はあるのでしょうか?
階段を上ったら
足腰、疲れちゃうんですよね~。