インプットしっぱなしで、
外に出すことなく
内側で
こねくりまわして
どんどん 煮詰まり
もう どうしようもないくらいの濃厚さ、
そんな私の 心の内・・・。

そう 思っていたのに
こうして文章として 出し始めたら
意外に
薄っぺらだったなぁと気付く今日この頃。

「忙しさにかまけて 仕込みの時間が
持てない人は いずれ空っぽになります。」
とは、美輪明宏さんの言葉。
耳が痛い。
足していくものがないのなら
薄まっていく一方だから。

出会うことすべてが新鮮な
子どもみたいに
あんなストレートな好奇心は
今は もうないのだけれど
知ってるから もういいやと
経験値が邪魔をして
まだ見ぬ
新しい側面を知るチャンスを
自ら 逃すようなことは
起こさないようにしなければ。
めんどくさがりの性分も
邪魔をしないように。

強めの
秋らしい風に吹かれたら
なんとなく
すっきりして、
からだのなかが
入れ替わるような気持ちがする。

すっきりしたなら
できれば それなりに
相応しいものを入れたいと思う。

今ならばもう
ありものすべてを受け入れなくても
自分で
良いと 思えたものを。
判断できるくらいの
経験値は
あるはずだ。