仕事中にちょっとしたケガをしてしまい
「なんだか ぬるっとするな」
と、妙な感触に目をやると
そこそこ 出血していて驚きました。
忙しく バタバタしていたら
痛くなくて 気付きませんでした。
映画や小説の中で よく
血の感触を
「ぬるっとする」
と 表現してありますが
本当に そうなんだ!と
体験してみて ヘンなところで納得です。

わかっているようでいても
体験してみないと
わからないことって
たくさんあるのだろうな。
例えば パンダ、
本物のパンダって
見たことないのです。
テレビや写真でしか。
そういえば 富士山も、
いつも曇で 隠れていて
実際に見たことないのです。
テレビや写真でしか。
においとか 大きさとか
音とか 手触りとか
きっと 想像とは 違うのだろうな。
本物は どんな感じなんだろうな。

世の中の
大体のことは 
知ってるようなつもりでいるけれど
得られた情報からの知識だけで
表や裏や
実際はどうなのだか
大体のことは 
ほとんどなにもわかりません。

利き手をケガしてしまい、
晩御飯の準備をどうしたらよいのか
途方にくれながら
こんなことを考えていました。
今 重要なのは
晩御飯の算段で、
いかに 傷口を濡らさずに
お米を研ぐことができるのか
その方法すら わかりません。