おばの本棚、三冊目です。
というタイトルで ブログを始めて
毎日 あれこれ書いているのは
自分の老後の思い出に だとか
つつしむことを忘れず生きることを
自分に課すため だとか
そんな思いで
書き進めているはずだったのですが・・・
ここ最近は
まるで
口うるさいおばさんみたい。
おばの小言。に
改題した方がいいのでは?
なんて思うほどのブログになってしまい、
申し訳ない気持ちでいっぱいです。
読んでくださる皆さまが
不快に思われていないか 心配です。
楽しい話や
おもしろい思い出や
暇潰しにでも
眠れぬ夜の羊のような
すぐに消えてなくなるマボロシくらいの、
そんな話を書いていたいのに。
ついつい
ひと言 言いたくなってしまうのは
きっと
おばの悪い癖。
重ねた歳が そうさせるのだと
あきらめたふりをしながらも
やっぱり 情けない気持ち。
口うるさいおばさんには
なりたくなかったのに。
森瑤子さん。
私のあこがれのひと。
かっこいい大人の女性だと
ずっとあこがれていたのです。
本棚を片付けていたら
森瑤子さんの本がたくさん出てきました。
最近では本屋さんでも
あまり見ることができない
貴重な本になっています。
中古とか、
古本屋さんで探すしかないのかしら。
それも 時代の流れ。
「夜のチョコレート」は
素敵な大人の女性になるためのマニュアル。
しても良いこと、良くないこと。
かっこいい大人の女性とは。
28編のエッセイです。
久しぶりに読み直して。
20年ぶりくらいに再読して。
私の大切にしていることの源は
ここにあったのか!と 驚いています。
瑤子イズム。
そんな言葉が もしあるのならば
私には しっかり刷り込まれていると
気付きました。
ハンカチを使わないことに モヤモヤするのも
女らしさという概念を大切にしたいのも
見苦しいことはしたくないだとか
私がぶつぶつ言いながら
迷いながらも
判断していくことのおおもとの基準は
瑤子イズム、だったのだ!と。
読み返したら
私の1,000倍 毒舌で
若いお嬢さんに アドバイスしてるし。
そうそう、「お嬢さん」という呼び方も
何とはなしに書いていたのですが
瑤子さんも そう呼び掛けていて・・・。
あぁ、まるで 私のコア?
若い頃の読書とは
人格形成に
深く深く関わってくるものなのですね。
ならば 言いたい、
本を読みなさい、お嬢さんたち‼
きっと役に立つはず。
瑤子さん、最後にこう書いてありました。
「私の意地悪エッセイにつきあって下さってありがとう。最後まで読んでくれた人は、ほんとうはここで書いてきたようなこと言う必要はない人だと思う。耳の痛い人なら、フン、ナニさと二度と読まないだろうから。」
おばのたしなみ。
最近、迷いがあったのですが
瑤子イズムの継承者として
(もちろん、勝手に私が言ってるだけです。
ご了承ください、ごめんなさい。)
これからも書いていこうと
決めました。
書くからには!
素敵な大人の女性に少しでも近づけるように。
瑤子先生、どうか導いてくださいと
小さく呟いてみるのです。