興味があったら触れてみる。
知らないことを知るということが
人にとって
最も面白い娯楽だと思っているから。
検索したり 本を読んだり
出掛けて よく見て 触れてみる。
調べて 新しい知識を得られたら
自分の中に蓄えていて
いつか 今だという時に
湧き出してきて 役に立つ。
美術の学生になったとき
まわりの大人に言われたことは
「本物をたくさん見なさい」だったのです。
それは
絵画でも、音楽でも、
文学でも、映画でも。
それだけじゃなく ありとあらゆる本物を。
この世界には
美しいものがたくさんあるのだから。
一見 そうは見えなくても
よく見れば、よく見れば。
その場では、
いったい何の役に立つのだろうかと
全く関係のなさそうなものでも
これは何なのかと わからないものでも
とにかく本物を見なさいよ、
できるだけ たくさん、と。
そうすれば
いつか見たもの触れたもの
君の血となり肉となり
役に立つアイデアや閃きとなって
君を助けることとなる、と。
自分が大人になって
言われたことは 本当だったと
あのときもらった言葉に感謝しています。
もしも 付け加えるのならば
時間と力のあるうちに、
フットワークの軽いうちに、
この世の本物を見なさいよ。