うちのまわりは通学路で
時間になると
かわいらしい学生さんたちが
てくてくてくてくと 歩いていく。
某地方の わりと田舎なこの場所は
車通りも比較的少なく
子どもたちは ぶらぶら歩いている。
買い物に行こうと道に出ると
新一年生らしき、小さな学生さんたちが
相変わらず ぶらぶらぶらぶら歩いていた。
道の真ん中で立ち止まり
なぜだかまったく動かない。
何をしているのかしら?と思っていると
学生さんたちは一心に
自分のかぶっていた帽子の匂いを嗅いでいた。
理由がまったくわからない、
小さな子どもたちのナゾの行動は
可愛らしく 微笑ましかった。
最近は
嫌なニュースばかりで
気が滅入る。
かわいい子どもたちに
楽しい未来があることを
教えたい。
楽しい未来があることを
約束したい。
そのために何ができるのか
考えている。