【第5回ワークショップ: 民主主義の諸原則および国家安全保障に関するワークショップについて】
11月初旬、東京都内の区立公共施設において、私が講師を務め、第5回ワークショップ「民主主義の諸原則および国家安全保障に関するワークショップ」を開催いたしました。
ワークショップでは、国家安全保障について、中国の軍事戦略、エアシーバトルを始めとするアメリカの対中軍事戦略、アジアで起こり得る有事(朝鮮半島有事、尖閣諸島有事、南シナ海有事、台湾有事)を中心に、基本概念から、ご説明させていただき、問題の「外交的解決」を検討いたしました。
今回のワークショップは第5回目となります。今後も、民主主義の諸原則および国家安全保障に関するワークショップを、継続的に開催する予定です。

今回、参加者のみなさんから貴重なご感想をいただきましたので、下記の通り、ご紹介させて下さい。
公開をご了承をいただきました参加者のみなさんに、あらためて感謝を申し上げます。
〈第5回ワークショップにご参加いただいた方(40代主婦の方)のご感想〉
昨日のワークショップありがとうございました。民主主義の諸原則および国家安全保障に関する事についてでしたので難しそうで私に分かるか心配でしたが、クイズを交えて楽しくとても理解出来ました。
朝も夫に話していたら会社休んで行きたいとも言ってた所、会社の定休日の水曜日のワークショップがアップされたので二人で参加します。よろしくお願いします。
〈上記ご感想に対する私のご返事〉
11月3日は、午前のワークショップに引き続き、午後のワークショップにもご参加いただき、ありがとうございました。的確なご質問をいただき、それにお答えすることで、ワークショップの内容がより深まりました。心より感謝申し上げます。
次回11月25日のワークショップには、ご夫妻でご参加いただけるとのことで、本当にありがとうございます。ワークショップのテーマは同じですが、新たな情報を盛り込み、民主主義および国家安全保障に関する、さらなるご理解、ご判断、行動のきっかけとなるよう、努めさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
〈第5回ワークショップにご参加いただいた方(30代主婦の方)のご感想〉
こんばんは。何度も参加させていただいているのに、一度もちゃんと感想をお伝えしていなかったので・・
最初は「民主主義の諸原則なんて難しそうな話、ついていけるかな?」と恐る恐る参加しましたが、講師の方はわかりやすく具体的に教えてくださるので、そんな心配は無用でした。
考えてみれば、日本は民主主義国家(ということになっている)なのに、民主主義ってどんなものか教わったこともなかったし、最近まで考えたこともなかったし、知りたいと思っても小難しい本を読み切る自信もなかったので(笑)、このワークショップは私にはうってつけでした。このワークショップで、民主主義に必要なアイテムを体系的に知ることができましたし、民主主義について考える基盤をいただいたと思っています。
そして、第4回から国家安全保障についても取り上げるということで、待ってました!と再び参加しました。今まで、中国脅威論についても「たしかに尖閣とか南シナ海とか、なんか物騒だよね」「でも、なんかあったらアメリカが助けてくれるんだよね。・・たぶん。」ぐらいの感覚だったのですが(笑)、本当のところどうなのかがはっきり具体的なものとして見えてきたので、「ガーン!!」「おおおぉぉ・・」の連続でした(語彙が乏しくてスミマセン)。
講師の方は「だから日本はこうすべき」と結論を押し付けるのではなくて、あくまで事実を伝えるという姿勢に徹していらっしゃるので、どんな方でも違和感なく聞ける内容だと思います。そして、なんでこんな“事実”が、日本のメディアではきちんと報道されないんだろう、と腹立たしい思いです。日本中の方にこのワークショップに参加してもらいたいです。
〈上記ご感想に対する私のご返事〉
たいへん詳しいご感想をお伝えいただき、本当にありがとうございます。感謝申し上げます。
実は、民主主義の研究者の間でも、Explaining "democracy" can be challenging. (民主主義を説明することは、難解である。)と言われています。そのため、このワークショップでは、アメリカ、ヨーロッパ、日本の民主主義研究の主流的な考え方に基づき、いわば通説ともいうべき内容をお伝えしています。この内容であれば、研究者の間でも異論はない、という理論をお伝えしております。
このワークショップの目的は、ひとりでも多くの方に民主主義の諸原則を理解していただき、民主主義の諸原則を使いこなせるようになっていただくということにあります。
そのため、出来る限り、具体的な例やエピソードを交え、抽象的でなく、具体的に、民主主義をご理解いただけるよう努めております。何度参加していただいても、毎回必ず新しい理解が得られるよう、これからも常に新しい例やエピソードを盛り込んで行こうと思っています。
一方、国家安全保障についてのワークショップの目的は、とにかく、まず日本の安全保障に関わる事実を知っていただくということにあります。そして、事実を知っていただいた上で、安全保障に関し、おひとりおひとりに判断し、決定し、行動していただきたい、と思っています。
日本の安全保障をどう実現するのか、安全保障政策を決定するのは、防衛官僚でも外務官僚でもありません。国民のみなさん自身です。それが、民主主義の下における安全保障政策です。
しかしながら、現在、日本では、安全保障に関する重要事実が、国会でも議論されず、大手メディアでも伝えられていません。アメリカでは、オープンになっている情報であっても、日本では、メディアが伝えていません。そのため、このワークショップでは、200枚におよぶスライドを用い、豊富な図や写真を使って、まず事実を知っていただき、その上で、与党政権が言うように軍事力で抑止を効かせるべきなのか、あるいは、外交を駆使して平和を実現していくべきなのか、おひとりおひとりに、判断していただこうと思っています。
今後も、新しい情報を盛り込んで、みなさんのさらなる理解のお手伝いをさせていただきたいと思っています。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
〈第5回ワークショップにご参加いただいた方(50代主婦の方)のご感想〉
国家の安全保障って防衛や軍事についての話よね。と思ってきたけどそれは短絡した間違いで、
国民の生命安全自由を守るためにこそ国家安全保障があるんだと、ワークショップの冒頭で、まず指摘され、いきなり目からうろこを落とされました。
そしてそれからNHKを始めこの国の報道は、翼賛的に真実を隠蔽していると自分自身「漠然と思って」はきたけれど、
ワークショップが、様々な資料の裏づけによって展開されていくうちに、どんどんと目からうろこが剥がされ落とされ…
そうして見えてきたものは、深い闇でした。この国の、闇の深さを思い知らされましたよ。
「漠然と思って」いるだけではダメなんですよね、もう。ワークショップを経て闇が深いと知ったからには、講師がおっしゃるように、次は、自らの手で情報を取りにいき、己の頭で考えて、仲間とそれについて語り合う、という段に進んでいくべきなのでしょう。
でなきゃ為政者のいいようにやられてしまいます。特に今の為政者がカレでもあるから。
ただ、でも、自分にとっては闇が大きすぎて深すぎるゆえ、いましばらくは佇んで、呆然としていると思います、正直なところ。
国家安全保障をテーマにしたワークショップを、あえて、一言でいいあらわすと、わたしには「ものすごく分厚い、体験」でした。貴重な体験をありがとうございました。
11月初旬、東京都内の区立公共施設において、私が講師を務め、第5回ワークショップ「民主主義の諸原則および国家安全保障に関するワークショップ」を開催いたしました。
ワークショップでは、国家安全保障について、中国の軍事戦略、エアシーバトルを始めとするアメリカの対中軍事戦略、アジアで起こり得る有事(朝鮮半島有事、尖閣諸島有事、南シナ海有事、台湾有事)を中心に、基本概念から、ご説明させていただき、問題の「外交的解決」を検討いたしました。
今回のワークショップは第5回目となります。今後も、民主主義の諸原則および国家安全保障に関するワークショップを、継続的に開催する予定です。

今回、参加者のみなさんから貴重なご感想をいただきましたので、下記の通り、ご紹介させて下さい。
公開をご了承をいただきました参加者のみなさんに、あらためて感謝を申し上げます。
〈第5回ワークショップにご参加いただいた方(40代主婦の方)のご感想〉
昨日のワークショップありがとうございました。民主主義の諸原則および国家安全保障に関する事についてでしたので難しそうで私に分かるか心配でしたが、クイズを交えて楽しくとても理解出来ました。
朝も夫に話していたら会社休んで行きたいとも言ってた所、会社の定休日の水曜日のワークショップがアップされたので二人で参加します。よろしくお願いします。
〈上記ご感想に対する私のご返事〉
11月3日は、午前のワークショップに引き続き、午後のワークショップにもご参加いただき、ありがとうございました。的確なご質問をいただき、それにお答えすることで、ワークショップの内容がより深まりました。心より感謝申し上げます。
次回11月25日のワークショップには、ご夫妻でご参加いただけるとのことで、本当にありがとうございます。ワークショップのテーマは同じですが、新たな情報を盛り込み、民主主義および国家安全保障に関する、さらなるご理解、ご判断、行動のきっかけとなるよう、努めさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
〈第5回ワークショップにご参加いただいた方(30代主婦の方)のご感想〉
こんばんは。何度も参加させていただいているのに、一度もちゃんと感想をお伝えしていなかったので・・
最初は「民主主義の諸原則なんて難しそうな話、ついていけるかな?」と恐る恐る参加しましたが、講師の方はわかりやすく具体的に教えてくださるので、そんな心配は無用でした。
考えてみれば、日本は民主主義国家(ということになっている)なのに、民主主義ってどんなものか教わったこともなかったし、最近まで考えたこともなかったし、知りたいと思っても小難しい本を読み切る自信もなかったので(笑)、このワークショップは私にはうってつけでした。このワークショップで、民主主義に必要なアイテムを体系的に知ることができましたし、民主主義について考える基盤をいただいたと思っています。
そして、第4回から国家安全保障についても取り上げるということで、待ってました!と再び参加しました。今まで、中国脅威論についても「たしかに尖閣とか南シナ海とか、なんか物騒だよね」「でも、なんかあったらアメリカが助けてくれるんだよね。・・たぶん。」ぐらいの感覚だったのですが(笑)、本当のところどうなのかがはっきり具体的なものとして見えてきたので、「ガーン!!」「おおおぉぉ・・」の連続でした(語彙が乏しくてスミマセン)。
講師の方は「だから日本はこうすべき」と結論を押し付けるのではなくて、あくまで事実を伝えるという姿勢に徹していらっしゃるので、どんな方でも違和感なく聞ける内容だと思います。そして、なんでこんな“事実”が、日本のメディアではきちんと報道されないんだろう、と腹立たしい思いです。日本中の方にこのワークショップに参加してもらいたいです。
〈上記ご感想に対する私のご返事〉
たいへん詳しいご感想をお伝えいただき、本当にありがとうございます。感謝申し上げます。
実は、民主主義の研究者の間でも、Explaining "democracy" can be challenging. (民主主義を説明することは、難解である。)と言われています。そのため、このワークショップでは、アメリカ、ヨーロッパ、日本の民主主義研究の主流的な考え方に基づき、いわば通説ともいうべき内容をお伝えしています。この内容であれば、研究者の間でも異論はない、という理論をお伝えしております。
このワークショップの目的は、ひとりでも多くの方に民主主義の諸原則を理解していただき、民主主義の諸原則を使いこなせるようになっていただくということにあります。
そのため、出来る限り、具体的な例やエピソードを交え、抽象的でなく、具体的に、民主主義をご理解いただけるよう努めております。何度参加していただいても、毎回必ず新しい理解が得られるよう、これからも常に新しい例やエピソードを盛り込んで行こうと思っています。
一方、国家安全保障についてのワークショップの目的は、とにかく、まず日本の安全保障に関わる事実を知っていただくということにあります。そして、事実を知っていただいた上で、安全保障に関し、おひとりおひとりに判断し、決定し、行動していただきたい、と思っています。
日本の安全保障をどう実現するのか、安全保障政策を決定するのは、防衛官僚でも外務官僚でもありません。国民のみなさん自身です。それが、民主主義の下における安全保障政策です。
しかしながら、現在、日本では、安全保障に関する重要事実が、国会でも議論されず、大手メディアでも伝えられていません。アメリカでは、オープンになっている情報であっても、日本では、メディアが伝えていません。そのため、このワークショップでは、200枚におよぶスライドを用い、豊富な図や写真を使って、まず事実を知っていただき、その上で、与党政権が言うように軍事力で抑止を効かせるべきなのか、あるいは、外交を駆使して平和を実現していくべきなのか、おひとりおひとりに、判断していただこうと思っています。
今後も、新しい情報を盛り込んで、みなさんのさらなる理解のお手伝いをさせていただきたいと思っています。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
〈第5回ワークショップにご参加いただいた方(50代主婦の方)のご感想〉
国家の安全保障って防衛や軍事についての話よね。と思ってきたけどそれは短絡した間違いで、
国民の生命安全自由を守るためにこそ国家安全保障があるんだと、ワークショップの冒頭で、まず指摘され、いきなり目からうろこを落とされました。
そしてそれからNHKを始めこの国の報道は、翼賛的に真実を隠蔽していると自分自身「漠然と思って」はきたけれど、
ワークショップが、様々な資料の裏づけによって展開されていくうちに、どんどんと目からうろこが剥がされ落とされ…
そうして見えてきたものは、深い闇でした。この国の、闇の深さを思い知らされましたよ。
「漠然と思って」いるだけではダメなんですよね、もう。ワークショップを経て闇が深いと知ったからには、講師がおっしゃるように、次は、自らの手で情報を取りにいき、己の頭で考えて、仲間とそれについて語り合う、という段に進んでいくべきなのでしょう。
でなきゃ為政者のいいようにやられてしまいます。特に今の為政者がカレでもあるから。
ただ、でも、自分にとっては闇が大きすぎて深すぎるゆえ、いましばらくは佇んで、呆然としていると思います、正直なところ。
国家安全保障をテーマにしたワークショップを、あえて、一言でいいあらわすと、わたしには「ものすごく分厚い、体験」でした。貴重な体験をありがとうございました。