【民主主義および民主主義の諸原則に関する第3回ワークショップについて】

10月中旬、東京都内の区立公共施設において、私が講師を務め、「民主主義および民主主義の諸原則に関する第3回ワークショップ」を開催いたしました。

参加者のみなさんによるディスカッションが盛り上がり、予定の2時間を1時間オーバーし、3時間のワークショップとなりました。

ディスカッションの内容を公開させていただくことが、民主主義の拡大につながると思われますので、下記の通り、ディスカッションの要約をご報告させて下さい。

公開をご了承をいただきました参加者のみなさんに、あらためて感謝を申し上げます。

今回のワークショップは、9月上旬、9月下旬に開催したワークショップの第3回目となります。今後も、民主主義および民主主義の諸原則に関するワークショップを、継続的に開催する予定です。


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(ディスカッションの要約)

まずワークショップ前半において、講師より、民主主義の定義および民主主義の諸原則のご説明をさせていただきました。本来のあるべき民主主義についてご説明させていただきました。

ワークショップ後半では、民主主義の諸原則を適用し、どのように具体的問題を解決して行くかについて、参加者全員によるディスカッションが行われました。

今回は、とくに参議院選挙へ向け、野党間の協力はいかにあるべきかをテーマにディスカッションが行われました。

まず、参議院選挙に向け、野党統一候補を決めるため、野党間で予備選挙の実施について合意出来ないか、という問題提起が参加者の方から提示されました。
この点に関し、参加者の方から、予備選挙の実施について野党間で予備選挙の実施について合意出来ないかも知れないので、政策的に信頼のおける議員の人気投票サイトを作り、順位の多い者から順にこちらで「勝手に」仮の統一候補者名簿を作る、そして、一応のリストが出来上がったら、それぞれの議員と政党に結果を突きつけ、「今後、平和の党を名乗る気があるなら、この統一候補構想に支持・協力せよ」と要求するというのはどうか?、という提案がありました。これを行えば、所属政党と議員の間に、ある種の緊張状態を生みだすことが可能となるとともに、間接的に各野党内にいる反平和主義議員のパージを促すことにつながるというご提案でした。
この案に対し、参加者のみなさん全員が、賛成しました。
提案に賛成の立場から、その方法なら、落選運動に比べ、野党内保守派をエレガントに排除出来るという発言がありました。
一方、ネトウヨが大量投票した場合、保守派議員が上位に来る恐れがあるのではないかと懸念する発言もありました。
参加者のみなさん全員から、この提案をされた参加者の方に対し、ぜひ実現させて欲しい、協力します、という発言がありました。

次に野党間の政策合意の可能性はどうか?、という問題提起が参加者の方から提示されました。
この点に関し、少なくとも安保法制廃棄という点で、野党5党は合意出来るはずなので、まず安保法制廃棄について野党間合意が成立した!と発表し、そのあと、世論の反応を見ながら、脱原発や再生可能エネルギー普及を通じた成長戦略に合意を拡げて行くと良い、という発言がありました。
安保法制廃棄についての合意だけでは、選挙に勝てないのではないか?、という発言がありました。
アベノミクスに対抗出来る、自分も個人的に儲かると思えるキャッチコピー、将来に希望の持てる成長戦略に関するキャッチコピーが必要ではないか?という発言がありました。
平和産業を通じた成長戦略というのはどうか?、「平和外交、平和産業、平和~」というキャッチコピーはどうか?という発言がありました。
これに対し、「平和」という言葉は、すでに安倍政権で「平和安全法制」などの中で使われており、国民にアピールしないかも知れないという懸念が示されました。
脱原発に関連し、もんじゅは維持費だけでも巨額であること、ドイツでは、原発ビジネスが廃炉ビジネスへ転換され、かえって雇用が増えたという事実が報告されました。
再生可能エネルギーに関連し、太陽光発電や風力発電だけでなく、バイオマスも有力という発言がありました。
北海道の下川村(下川町)では、バイオマス産業を通じた活性化が試みられた、その際、首長の役割が大きかったという発言がありました。
野党協力に賛同するコピーライターや経済学者の方はいないのか?、アベノミクスに対抗する成長戦略のキャッチコピーを募集し、提言してはどうか?という発言がありました。
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以上です。