アリゾナの動物たちーロードランナーの"鳥” つながりで今回も鳥をご紹介します。哺乳類系をご所望の方、すいません。青い鳥を2回の後ハベリナをご紹介しますのでご了承ください。

※Bluebird イメージはネットから

 

ここ数年、鳥の素晴らしさに魅せられています。なぜなのかわかりませんが、急にです。日本に居た頃も雷鳥とか珍しいものに出合うと調べたりもしましたが植物以上の興味を持ちませんでした。

さらに日本に居た頃、野鳥の会というと年末のNHK紅白歌合戦で会場来場者の赤と白の数を双眼鏡で眺めその数を即座に計測していた人たち・・・という、正直オタクの先祖的な印象しか持っていなかった(ごめんなさい<(_ _)>、野鳥の会の皆さま)のですが、鳥を知るにつれその種類の多さを判別する彼らの技術力や鳥に興味を持つ彼らに今では敬意を持っています。

 

地球上の生物で 海の中の動物たちはとても独特でカラフルな色彩を持ちますが、陸上の動物はどちらかというと地味な色彩を持つものが多いですよね? でもそのなかで、実はこの鳥だけがとても色彩豊かなカラフルさを持っています。陸上でカラフルな存在はなんといっても植物の花です。だから植物に興味を持ち始めたわけですが・・・ その時に鳥には全く興味はなかったんです。若さですかねー

 

そして、鳥の種類の多さは他の動物種からかけ離れています。

鳥類は1万種、魚類は3万1000種、哺乳類は5500種、両生類6500種、爬虫類8700種(※学研キッズネットより) アメリカ国内では約1000種が確認され、アリゾナでは500種といわれています。

 

世界中の1万から比べるとアリゾナの500種は少なく感じますが、それでもそんなに覚えることは不可能です。鳥をものすごい種類がいるので覚えきれないだろうと思ってあきらめていた部分は正直大きいです。

でも、植物もそうですが、名前を憶えることはさほど重要なことではないと思っています。名前って単なるラベルですからね。それ以上にそのものが持ち、放つ印象を受け取ることが重要だと思っています。

その印象と名前がピッタリフィットした時、名前は自然と頭に残ります。けっこうフィットしないものも多いのですが、それは名前を付けた人がその印象をミスリードしたからだと思って、ぼくは自分の印象をそのものに付けて、それで覚えるようにしています。

 

ロードランナーなんてまさに その名の通り! あの逃げるさま の うわー! という感じとたくましさ は、その名前以外出てきません!!

前回書き忘れましたが、ロードランナーの逃げるさまは、映画ジュラシックパーク関連作のT-Rexの動きにそっくりなんです。T-Rexは強くて襲いますが、その反対に逃げてゆく、残念なT-Rex…それがロードランナー。

※ロードランナー イメージはネットから

 

さて、ブルーバード! 大むかし日産にそういう車がありました。 「ブルーバード、お前の時代だ」 ・・・ 古すぎて付いてこれない年代の方が多いんじゃないかと思います(笑)

もしくはチルチル・ミチルのしあわせの青い鳥、を思い出す方もいるかもしれません。その名の通り ブルーバードは幸せをもたらすといわれています。

 

青い色の鳥はけっこうこのアリゾナではよく見かけます。その代表がセドナで頻繁に見るマウンテンブルーバード(Mountain Bluebird) です。

※Mountain Bluebird イメージはネットから

 

セドナが初めてだとその景色に圧倒され、それに鳥に興味を持つ方もそうそう多くは無いので、ほとんどの方はその存在に気が魅かれませんが、見つけようと思えば必ず見つけることが出来るのが、このブルーバードです。セドナ内場所を問いません。ベルロック周辺やボイントン、キャセドラル、チェペルでも見ます。エアポートメサ周辺には木が少ないので他に比べて少ないですが、見ない訳ではありません。

 

とにかく、きりりとした姿でレバン(カラスのような黒い鳥)ほど大きくはないですが、スズメよりは大きいもので、さっそうと飛行していますので、見慣れていない方でもすぐに分かります。

 

本当に青いんです。ブルー! 綺麗なな青なんですよ、ブルーバードは。でも空の青とは違う。どちらかというとサンディエゴの海の青さに似ています。太陽に照らされた、けれどハワイのような温かさはなく、冷たさが残る海岸沿い(カリフォルニアの海の水は潮の影響で冷たいんです、だから各都市は年中温度が一定なんです)、波は荒々しく打ち寄せる…激しさも漂う… そんなイメージがこのブルーバードです。

※Photo By Koh Tanaka @Sandiego

 

セドナがにいながら、海を感じることができるって不思議に思うかもしれません。

セドナだけでなくこのアリゾナを含めたWild Westはもともと海だったので砂漠に居ながら海の香りがするのですが、それは古代の海の香り… でもブルーバードは現代の冷たさのあるきりっとした海を感じるんです。

鳥が海を運んでくる・・・ それがこのブルーバードの使命のように思っています。

※Mountain Bluebird イメージはネットから

 

本当に素敵な鳥ですから、ぜひ見つけてください。

生息地域は北米大陸のテキサスより西側、繁殖ためアラスカやカナダなど北西に移動する時期もあり、アメリカの西側を代表する鳥です。

ちなみに日本には生息しないのですが、日本語の分類では ムジルリツグミ と呼ばれています。なんで日本にいないのに日本語名が付くのか全く意味不明です。だからそちらの名前はちょっと覚えずらいかなあー マウンテンブルーバードの方がフィットする。

 

では次回は 同じ青い鳥でも異なるタイプのピニョンジェイとステラ―ジェイをご紹介します。

哺乳類のハベリナはそのあとご紹介します!!