だいぶ前の話をすることをお許しください。ショボーン

 

この2017年 は6月21日の夏至から8月21日の日食(アメリカ本土のある部分では皆既日食)の2か月間、スピリチュアル的な人々の間ではけっこう特別な思いで過ごされてきた方も多いと聞きます。

 

 

8月21日のPhoenix,AZで撮った部分日食です。 なんとなくわかりますかー?

 

私は特にスピリチュアル好きとかサイキックなどではなく、

 

自然好き! 地球好き!

自然の現象はすべてMistycal(ミスティカル)に満ちているー!!

 

という派閥なので、特別な思いはなかったのですが、

 

今回、タイミング的に この両方を経験する機会があり、

 

特に、期待もせずに参加した、夏至を挟んだ サンダンス(Sundance) セレモニーが、後々振り返ると、自分にとってとても重要なターニングポイントだったように思え、この思いは残さにゃーいかん と思いつつも、日々に押され 今ようやく書ける状態となった次第です。

 

サンダンス 晴れ

(映画業界の ロバートレッドフォードが作り上げたインディフィルムのことではありませんほっこり

 

ご存知の方もいるとは思いますが、ひとまず説明させていただきますと、サンダンスとは

 

ネイティブアメリカン -北米およびカナダに居住する先住民 の中で古くから受け継がれてきた 儀式(セレモニー)の一つで、現在では多種多様なスタイルが執り行われているようですが、

 

4泊5日の間、日の出から日の入りまで、飲まず食わず、ある場所で踊り続けるという儀式です。

 

 ※ここで行いました。行う前の日で、行っている最中は写真撮影が禁止されています。

 

伝統的でストイックなサンダンスとなると、踊る広場の真中に大きな木があり、その木と参加者はロープで繋がれる状態となります。しかも、単に繋がれるのではなく、参加者の胸(左右両方の鎖骨下)に2か所、直径0.5-1㎝程度、長さ4cm程度の木の棒を皮膚に直接通し(ピアッシング)、その棒にロープを繋げるという…

 

何とも 痛いアセアセ!!  気持ちにさせるのですが… 

 

もっと、痛いのは、繋がれたまま、夜は眠り続けるという事、そして、5日目の終了時には、ロープが繋がる自分の皮膚を貫通する木の棒が繋がる木につながるロープに自分がぶら下がり自重をかけ、自ら皮膚を引きちぎって終わるという、なんとも壮絶なものなんです

 

何のために-!!!!???

 

正直、私も少しサンダンスのピアッシングについては腑に落ちない点があるのは確かです。

 

古い土着信仰の 生贄を捧げる概念の名残なのでしょうが、ネイティブアメリカンの暗い歴史 — ヨーロッパ系入植者に自分たちの土地を征服された 「痛み」を忘れないためのものとの理解や、単に中学生がタバコの火を自分の腕に押し当てる 根性試し的な要素ともとれるように思ってます。

 

ただ、、大地との契り、自分の肉体と大地は同じことなのだという証 という点においては少し納得できるかとも思います。

 

でも、ご安心ください。 今回私がそれを行ったのかというと、そうではありません。それに、今回のサンダンスはそこまでストイックではないものでした。それをサンダンスと呼んでいいのかどうかは別にして、今では多種多様な流儀のサンダンスがあるようです。

 

今回参加したものは、それほどストイックでもなく、日の出から日の入りまで踊り続けるものですが、その途中にいくつかのインターバルがあり、水分補給とレモンやハーブを取るのは自由、ただ、5日間は断食し、ピアッシングは最終日にそれを行いたい人だけが行うというものでした。

 

これは セドナ周辺では知られている、ハミングバードが(現在では)主催するものです。 しかも、私はダンサーとしての参加ではありません。

 

なーんだー! つまらない!

 

って思わないでください。 

 

今回、私はファイヤーキーパーとしての参加です。でも、結構大変なんですよ、この仕事!

 

ファイヤーキーパーは読んで字の如く、火を管理します。スタートから4泊5日間、火を絶やしません。夜の間もずっとです。

しかも、毎日、朝は日の出前にスウェットロッジを2ラウンド行い、夕方は日の入り後スウェットロッジを2ラウンド行うため、その準備と片づけを ファイヤーキーパーである私が行うのです。参加者20名弱(アメリカ人とカナダ人)のうちそれを行うのは私だけ。

 

 ※今回の写真ではありませんが夜のたき火の写真です。撮影Koh Tanaka

 

日の出に合わせスウェットロッジを終わらせるためには朝は2時半ぐらい(時計はありますが、目覚ましは使えません) から石を焼く準備のために起き、夜は火の番のため2時間おきには目を覚まします。

日中 太陽に照らされて、夜2時間睡眠は結構つらい。ダンサーもつらいですが、夜はしっかり寝れますので…

 

あっそうそう、、、じゃあこういった儀式をどういうところで行うかというと、今回はセドナではなくグランドキャニオンに近い標高2000mぐらいの吹きっさらしの大地の上で行いました。 

いわゆる、野宿です。

 

※ここでずっと火を管理していました

 

一応、水やレモン、ハーブなどは各自持ち寄る形で用意されていますが、電気ガス水道がある場所ではなく、冷蔵庫が無いので、冷たいものを食べる機会は5日間ありません。

 

しかも水は日中太陽に照らされ、ほぼお湯しか飲んでいませんから、サンダンス終了後 帰路の途中のガスステーションで、一緒に帰った人たちと 冷たい水と アイスクリームを食べた時、皆で叫びましたよ!!  

 

各自寝る場所は自分で探した木陰で毛布と寝袋で寝ます。テントや車を利用する人もいました。5日間 風呂シャワーはなく、トイレは仮設がひとつありますが、男性はほとんどすべて木陰に隠れて処理することになります。

 

アリゾナの地は基本、砂漠の地です!! 

砂埃がまっています

灼熱の太陽の直下で過ごします

 

男性も女性も 下半身はパレオで包み、男性はほとんど上半身裸‐日中とても暑いときはスカーフや大きな布をアラブ人のように頭や上半身を覆います。女性は上半身はT-シャツや長袖、スカーフといった格好です。

 

ファイヤーキーパーは日中 皆が躍っているときは休んでられるのかと思いきや

 

皆がステージ(ダンサーが躍るエリアをそう呼びます)に入る際、出る際、火を使い セージとシーダーのスモークを使い、入退者 一人一人にスマッジ(スモークを羽で人にかける浄化の儀式)をとりおこなうため、休んでいる暇は全くありません。

 

そんな生活、都会的な生活をされている方にはとても想像できない世界でしょうが、

 

私にとっては 本当にとっても気持ちの良い 5日間でしたー

 

身体じゅう砂と埃だらけですが、全く気になりません!!

 

身体と「自然」の境界が全くない、そして、人間としての このKohTanakaが思考していることは 「火」のことだけ!!

 

「火」と セージやたばこの煙(スモーク) はそれそのものが スピリットなんです。意思があるんです。

 

火を管理することは スピリットを見つめることなんです!! 

 

あらゆる、この身体も含めた3次元の物質という着物をすべて捨て去ったような5日間の生活でした!

 

終了後ダンサーの数人と私のファイヤーキーパーとしての体験をシェアしたとき、彼・彼女らも同じ思いでいる人がいました。

 

自分の個の意識が没して、大きなものと一体となる感覚

 

数年前、同じように吹きっさらしの大地の中、4泊5日 たった一人で、誰とも会わず、誰とも話さず、飲まず食わず(3日目の朝ハーブ水のボトル350ml 1本)、3m四方の境界から出ずに 過ごすという ビジョンクエストを経験しましたが、それとはまた別な経験ではありましたが、私にとっては、今回のサンダンスは火を扱うという事が何よりも良い経験になりました。 

 

この経験で文字通り、私の中のなにかに火が付き、燃え続けている 感覚です。

 

この火は恐らく 消えることはないと思います。

 

ファイヤーキーパーは特に食べてもよかったのですが、食べる気にならないほど、エネルギーが充満した期間でした。

 

写真を投稿できないのが残念で申し訳ありません。

 

ご参加になりたければ ご連絡ください!

 

 

 

 

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セドナでAirB&Bも行ってます

https://ja.airbnb.com/rooms/4669674?guests=1&s=NVp_2oM6

 

 

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