今日は久しぶりにセドナに戻ってきた Uquallaさんが入るAdamというリーダー指導によるスウェットロッジに参加したので、その内容も含めご紹介したいと思います。

 

Uquallaさんはセドナでは知らない人がいないくらい有名なスピリチュアルリーダー。グランドキャニオン内に住む唯一のネイティブアメリカン種族、ハバスパイ族(Havasupai)の出身です。

 

 

特に日本人の間では知る人が多いかと思います。

 

私たちも2年前 日本に住む私のお師匠さんがお仲間を連れてセドナに来て頂いた時Uquallaさんにセレモニーをして頂きました。

 

Uquallaさんは男性性と女性性の両方を併せ持つスピリチュアル的にとても魅力的な人で、彼(彼女)の祈りの言葉はそのトーンも含め聴く人を魅了します。

 

彼の顔に施すペイントの素晴らしさや自分の身に着ける服はほとんどが彼自身で作り出すという アーティストでもあり、その才能は多岐にわたります。

 

彼はここ1年ほど自分の変革の時期だったようで、メディアも含めほとんど公の場に姿を現さなかったようでしたが、6月を過ぎたあたりからちょくちょく見かけるようになりました。

 

と思ったら、最近彼がセドナから引っ越したことを人づてに聞き、残念がっていたところでした。

 

久しぶりに会った彼は

 

「今はこれまで自分が手にしていたすべてのもの-家や車、お金や地位などあらゆるものを捨て去った、今までの考えも洗いざらい! これから、1からまたスタートなのです!」

 

と満面の笑顔で語ってくれました。

 

彼の年齢の詳細は分かりませんがおそらく50代ぐらいではないでしょうか? 

 

アメリカに住んでいると年齢にとらわれずに生きて行けますが、それでも、その年齢でこれまでの名声をあっさりと捨て去ることのできる 彼(彼女)は本当の意味でスピリットに生きていることをしみじみと教えられました。

 

スピリットに生きるって実は相当ハード、だけど だからこそ至福のスピリットでもある。

 

そんなことを感じながら、20人を超すスウェットロッジがスタートしました。

 

 

 

スウェットロッジ(Sweat Lodge)は ご経験の方も多いかと思います。

 

内容は私たちのホームページでも紹介しているので重複して恐縮ですが、顔に近づけた自分の手の平さえ見えない完全な暗闇のドーム型テント内、その地面真中に穴を掘り、数時間かけて炎で熱した溶岩由来の岩をいれ、その岩の上に様々なハーブを入れた聖水をかけドーム内にその蒸気を充満させリーダーの流れにより、ドラムやラットルなどをつかいうたや祈りを捧げるものです。

 

扉を閉めた瞬間、それまで充満していた人が視界から消えると同時に、各人の気配が湧きたちます。そこに次第に別のスピリットが降りてくる。

 

この空間は本当に不思議な空間です。

 

扉を閉めてほどなく、ある若い女性が ここから出して欲しいと声を挙げました。

 

この扉を閉めた瞬間がある意味キーポイントなのです。

 

彼女がスウェットを行う勇気がないとか、そういう事ではない。僕は痛いくらいにその気持ちが分かります。

 

暗闇が怖いのではなく、ヒトの充満が怖いのでもなく、なんだか 漠然とした、いたたまれない恐怖が持ち上がるんです。

 

恐怖は 漠然としていて、あらゆる恐怖は こころの中で クモの巣- Web のようにつながりあっているものだと思っています。

 

高いところが怖いとか、僕みたいに密集した人口密度―つまり狭いところが怖いとか、一般的にはホラー映画が怖い、お金が無くなることが怖い、暴力が怖い…恐怖には様々な顔がありますが、その根はすべてつながり、ある恐怖は別の恐怖は惹起し、育てるのです。

 

つまり、一つ何かに徹底的に恐怖を感じると、この漠然とした恐怖が様々なエネルギーを吸い込み、恐怖が育ってしまう。ホラー映画や戦争もの、ニュースで流れる様々な惨劇もヒトの漠然とした恐怖を育てるものだと思っています。

 

見ないに越したことはないですが、見ないで過ごせるほど 安穏ではないでしょう。

 

その恐怖が 人によって、場合によって、 スウェットロッジの暗闇になった瞬間 首をもたげむっくり起き上がってしまうのです。そして、この恐怖に打ち克とうと、その恐怖の意味を探ろうと 漠然とした恐怖にフォーカスすると よけいその恐怖が大きくなります。 フォーカスすることは恐怖にエネルギーを与えてしまい、さらに恐怖に支配されるという恐怖のスパイラルに陥り、恐怖から抜け出せなくなってしまうものです。

 

この「恐怖」は 「悲しみ」と読み替えても良いでしょう。

 

人によっては 暗闇になった瞬間、恐怖ではなく 悲しみが湧き上がり、慟哭する方も出てきます。悲しみも同じく こころの中で繋がっているからです。 

恐怖や悲しみの原因をいくら探してもその答えは残念ながら そこにフォーカスする限り出てきません。

 

恐怖や悲しみにフォーカスするのではなく、自分のスピリット、外からくるスピリットにフォーカスすることが重要です。

少しでもスピリットにフォーカスしさえすれば、あとはスピリットが助けてくれます。スピリットに身を委ねるのです。

 

すると、いままで充満して、逃げ出したくなるほどの恐怖や悲しみは跡形もなく消え去り、スピリットの心地良さしかなくなります。

 

そして、恐怖や悲しみの支配は 自分自身が作り出していたのだということが 本や知識ではなく、実感として腑に落ちてよく分かります。

 

自分自身の頭でできることには限りがあり、スピリットに任せることの大切さと楽さをかみしめることが出来るのです。

 

若い女性が出て行ったことで、漠然とそんなことを頭の片隅で感じながら、セレモニーをスピリットに委ねていました。

 

そして、スウェットが始まる前に聞いたUquallaの言葉が再度響いてきたのです。

 

「持っているもの全てを捨て去って、新しい自分がスタートした」

 

「スピリットと共に生きること」

 

 

暗闇で 真っ赤に焼けた溶岩由来の岩にハーブの水を注ぎ、テント内に充満した聖水の蒸気を浴び、スピリットにフォーカスすることで、自分の内部に巣食う 様々なものを浄化させる。

 

スウェットロッジは本当に生まれ変わりの儀式です。物質的に精神的に。

 

そして、人に巣食う 様々なものは 一度のスウェットロッジで消え去るものもあれば、長年にわたるものもあり、地球とつながることも必要なこともあり、様々なことを日常生活の中でも継続して行わなければならないこともある。

 

そして、そのきっかけが スウェットロッジでもあり、私たちが行うリトリートやフィールドワークショップでもある。 そう思っています。

 

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セドナでAirB&Bも行ってます

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