この前、笑い飯の哲夫さんが開いている・格安塾がニュースになったので、少し思うところがありまして。
哲夫さんって、浜学園の講師をやっていた経験があるんですよね、確か。
多分そこでの苛烈な競争等を見たり、塾の月謝などを見て――という部分もあると思うんです。
かくいう私も、浜学園に通っていた時期がありまして。といいますか、小学二年生の終わり位から行っていたはずです。まだ、前田卓郎先生が浜学園の塾長だった時代ですね。
ご存じの方には失敬ですが、前田卓郎先生は浜学園を辞めて、希学園という塾を立ち上げます。その際かどうかは忘れましたけど、近い時期に私も前田先生と一対一でお話した記憶があります。
それで前田先生の希学園を立ち上げたコンセプトが、「エリートを育てたい」という思いからだったはずです。ですので、当時の希学園は本当に少数精鋭の塾として動いていたはずです。多分、今でもそうなのかな?
とまれ、私が浜学園に通っていた時には、とにかくお金持ちの家庭が多かったのを覚えています。私の親はその方達の話に、いつもビックリさせられていたようです(^^ゞ
浜学園というものを通ってきた二人――、
そこら辺で、哲夫さんが前田先生と逆のベクトルに動いたことは、とても興味深いです。
お二人ともに、この国を担う・子供の将来を憂いて、のことでしょうから――。
ちなみに私の考えでは、家庭がかなりお金に苦労をした家だったので、
心は哲夫さんの方に向きますね。ただ、哲夫さんのやり方で前田先生の教え子たちに勝てるかというと、私はかなり厳しいとは思います。
これはどこの国でも歪んでいる・教育格差の問題ですよね。
今は子供の幸せ云々――という観点ではなく、エリートになれるかという点に絞って書いております。そこは論点がズレないよう、重ねて書いておきますね。
ですがしかし、ブログを書いている私が話をひっくり返す訳ではないですが、
官僚等のエリート職に、昔のように東大卒業生などが就職せず、敬遠しているので、前田先生の発想の時代はある意味、少しずつ変わってきているのかなぁ……という気も致しますね。
官僚はブラック過ぎる職場、というのが露呈してきた・話は置いておきまして。
取り敢えず、教育という点で〆ますと――。
もちろん高度な教育を受けて、インテリになること自体は悪くないと思います。子供の将来の可能性を拡げることは間違いないですからね。
ただ、家を潰してまで中学受験をする必要は、私は無いと考えています。或いは、子供の望む形での中学受験が出来ないようであれば、高校受験で逆転を狙うのも十二分にアリだと思います。
結論としまして、今の時代に合っているのは哲夫さんの方かな、と。もちろん精鋭のインテリを目指すならば、中学受験組が大学受験で紛れ込んできた結果、やはりレベルの高いところは中学受験組に喰われることは多いです。中高一貫校の強みは、先取りして教育が出来ることなので、きちんと勉強してきた生徒と勝負するのはあまりに分が悪い。
でも、哲夫さんはそもそもエリートを固めるという発想ではないので、そういう生徒が出たら良いなぁ、という位の、塾講師経験者のそこはリアリスト的に分かっていると思うので、何とか格差なく教育が出来ればイイという、出発点になればいいなあ、と私は考えています。哲夫さんも希学園からの鉄緑会に勝てるとは思っていないハズです。ただ、教育業界に種をまく・コンセプトを果たせれば良いなぁ、と思っていらっしゃるんじゃないのかなぁ……と。
ちょっとちぐはぐなまとめになっちゃいましたけど。まあ、私自身が「浜学園」に通っていたり、前田塾長とサシでお話したりした経験があったので、こういう発信をしてみた次第です。
しかし、前田先生。もう77歳なのですね。最後にお見掛けしたのが、爆笑問題のバラエティー番組でのお元気なお姿でしたが……今はどうされていらっしゃるのでしょうね。
そんな、一応教育経験者側だったこともある、私のお話でした。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!m(__)m