古代文明研究者ミシェルは、
新婚旅行の最中に発病、
死の危機に瀕するが、
美しい妻マルスリーヌの献身的な看病で快癒し、
強烈な〈再生〉の歓びを体験、
初めて妻と交わる。
だが、悲劇の幕はそこで開く。
死産ののち病を重ねる妻を、
手厚く介抱しつつも少年愛に傾く夫。
愛情か欲求充足か、自由か責任か…
アフリカ、イタリア、フランス、スイスを舞台に、
死と生を両極に見すえて展開される格調ある背徳ドラマを、
永くジッドを温めてきた訳者の新訳でおくる。
…(゚д゚ )
あれだ、死が近い父親を安心させる為に早々と結婚するなって事か(違
ってかこの本って結構高かったです。
およそ330頁で998円。
近い頁数のヘルマン・ヘッセ「荒野のおおかみ」(新潮社)では568円。
新訳やから高いのかと…うーん(´・ω・`)
まぁでも前々からこの本は気になってたので読めてよかったです!
少年愛に傾く主人公に色々突っ込みたかったですが(爆)
ジッド自身従姉と結婚するも従姉に手を出さず、
美青年と浮気してたらしいので、その辺が作風に出てるのかと。
でもいろいろと奥の深い作品でした(・ω・)
