知と愛


精神の人になろうとして修道院に入った美少年ゴルトムントは、

そこで出会った若い師ナルチスによって、

自分は精神よりもむしろ芸術に奉仕すべき人間である事を教えられ、

知を断念して愛に生きようと、愛欲と放浪の生活に入る。

人間のもっとも根源的な欲求である知と愛とが、

反撥しあいながら互いに慕いあう姿を描いた、

多彩な恋愛変奏曲ともいうべき作品である。



ヘッセ祭り終了でございます(爆)


「春の嵐」「荒野のおおかみ」そして「知と愛」3冊連続でヘッセでした^^


そして新潮社から出てるヘッセの小説これで全て読了しました!


あとはヘッセの詩集だけです♪



この「知と愛」ですが、原題は「ナルチスとゴルトムント」です。


ナルチスは精神そして知に生き、


ゴルトムントは愛欲と芸術に生きたのです。


まさに「知と愛」は邦題にふさわしいタイトルだと思います。


最初ナルチスは愛に対して否定的でしたが、


愛に生きる友人ゴルトムントを常に思い、心配した事で


ナルチスは最終的に愛を知ることが出来ました。


ものすごく感動的なわけでもなかったのですが


最後の数行で何か心を打たれて涙が出そうになりました。


若い頃のおかんがこの作品を好きだったのが分かった気がします。
















↓上の文章を台無しにするおまけ。

その理由が知りたいです


どうやら若い頃そんな時期があったらしい。

さて、どう解釈しようか。


ゴルトムントの愛欲の放浪生活に憧れたのか、


ナルチスの知性や精神性に憧れたのか、


それともお互い心から愛する友情に憧れたのか…


娘としては多分三つ目だと思ってます。