少年時代の淡い恋が、暴走した橇と共に過ぎ去ったとき、
不具になったクーンは音楽に志した。
魂の叫びを綴った彼の歌曲は、オペラの名歌手ムオトの眼にとまり、
二人の間に不思議な友情が生まれる。
やがて彼らの前に出現した永遠の女性ゲルトルートを
ムオトに奪われるが、彼は静かに諦観する境地に達する……。
精神的な世界を志向する詩人が、
幸福の意義を求めて描いた孤独者の悲歌。
ヘッセの精神面の描写は結構好きです^^
しかし文学ものって男性が女性よくぶちますなぁ(汗
しかも女性の方もそこに愛を感じる場合があるので
かなり不思議です。
今とは違い支配される事に喜びを感じるのでしょうか???
そしてまたこの作品もやはり主人公は失恋。
ムオトは美しいかもしれませんが、性格が結構凄まじい…
ムオトと結婚したゲルトルートはそのせいか、
かなり精神的に病んでました。
クーンよそこに漬け込んでゲルトルートをものにしてまえ!!(爆)
が、そうは行かぬが現実。
精神的に病もうがムオトを愛してるゲルトルート。
最早凄まじいですな。
