パターン修正した場合のゴムガイドパターンの修正方法 | ★家庭用ミシンで下着縫製2★

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下着デザイナーを経て…現在は下着専門手芸店をやっています。下着作るのって楽しいよ(^^)

※※※パターン修正した場合のゴムガイドパターンの修正について・・・
末尾でご説明致します。まずは以下のゴムガイドパターンについてのご説明をご覧ください

JIMURAのパターンには

ゴムガイドパターンが付いています。


ゴムガイドパターンって何?


初心者の方でも最適な”ゴム上がりとテンション”に仕上げていただけるJIMURAオリジナルの商品です。素材の伸度にピッタリのパターンが選べたら次に大切なのは、ゴムにどれだけのテンションをかけるか?ということです。


最適なテンションは素材・縫い方・デザインによって違ってきます。


JIMURAゴムガイドパターンの特徴


同じ素材、同じピコゴムゴムを同じ仕上がり寸法に作りたい場合でも、縫製要領が違えばこれだけゴムの寸法を変えなければいけません。


シンプルショーツパターンマスターパターン

エッジ縫製の基礎第2回トリコットステッチアウトゴムエッジ縫製の基礎第6回 ピコ出しトリコット縫い

ゴムガイドパターンを使用せずに生地同寸にゴムを縫い付けた場合、見た目も着用感も悪くなります。


ゴムガイドパターンは各部位(前後ウエスト・前裾・マチ裾・後裾)ごとに設計していますのでビキニラインがきついと感じれば前裾部分だけテンションを下げる・部位毎に違う縫製要領にする等、ご自分に合ったアレンジも容易にできます。


ゴムガイドパターンの使い方

1.ゴムガイドパターンのラインに合わせてゴムに印を入れます。


  

2.ゴムガイドパターンに記載されている部位の名称と身生地部分が合うようにピコゴムを合わせます。


  

3.1でつけた印と2で確認した身生地部分が同寸になる様引っ張りながら縫いつけていきます。

※ゴムの前後を同じ力で引っ張る様に意識して下さい。縫い進めるのは、送り歯に任せて生地をピン!と張るだけにします。無理に引っ張ると針折れの原因になります。

★★ここからゴムガイドパターンの修正方法★★

上でご説明しました通り、最適なゴムテンションは素材、縫製要領によってさまざまです。
ですのでパターン修正する際は、最初にそのパターンとゴムガイドパターンが“テンション何%の関係か?”読み取っておく必要があります。

方法は簡単♪

メジャー等で・・・
・縫いつけられるエッジ部分の寸法=エッジ寸法
・ゴムガイドパターンの寸法=ゴム寸法
を測っておいて

ゴム寸法÷エッジ寸法=テンション

となります。

例:エッジ寸法が72cm、ゴム寸法が45cmだった場合
45÷72=62.5
テンションは62.5%となる訳です。

ですのでこの修正前のテンションをそのまま新しい(修正後の)パターンの寸法にかけてあげた物が新しいゴムガイドパターンの寸法になるのです。

修正後のエッジ寸法が75cmならば62.5%をかけて46.9cm(四捨五入しています)があたらしいゴムガイドパターンの寸法になります。

いかかでしょうか?
この方法さえ覚えておけば自身でいくらでもパターン修正ができますね。

わかりにくければ又お気軽にお問い合わせくださいね。
よろしくお願い致します。