2019年も9月21日となりINTIは渋谷への初出店、2016年3月21日から3年5ヶ月が経過していた。

オープンから先月までの売上推移をグラフにしてみたので、早速だがこの3年5ヶ月のINTI売上推移を公開する。

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2016年3月の初月売上は40万ほどでスタート。
3年5ヶ月後の2019年8月には2100万を記録した。

私はこのタイミングでINTI働き方改革の一環とし、営業時間延長の取りやめ、ならびに全店舗の定休日を1日増やすことを決めた。

理由はこうだ。

美容室の繁盛ぶりを数値化する際に用いられることが多い、スタッフ1人当たりの売上(パーヘッドとも言われるらしい)。

月に500万の売上といえど5人でやってるのか10人でやってるのかで忙しさや利益は大きく異なる。

単純に5人だと1人当たり100万、10人だと1人当たり50万となる。


一般的な美容院の場合はどの程度が繁忙店の目安なのだろうか。


少し調べてみると

スタッフ1人当たり
40〜50万:利益は出るか出ないかのあたり。もう少し頑張らないとってサロン。
50〜60万:平均的なサロン。1番多いゾーン。
60〜70万:繁盛店。日々忙しいお店と位置づけされる。

上はあくまで参考程度のものであり、店舗数や家賃などの固定費によってももちろん利益率は大きく変わる。

少し繁盛店の位置づけが甘い感じはするが、過去の経験上大方当てはまってるなとは思う。



ではINTIはどうか。

まず人数だが、INTIには私の専属アシスタントしかアシスタントはいない。
他は全てスタイリストで構成されている。

なのでINTIには私と専属アシスタントも含めても総勢14名しかいない。

それを踏まえ、8月の売上を元に計算すると恐ろしいことになる。


2100万÷14人=150万/人


なんとまあ。


INTIはスタッフ1人当たり150万のサロンなのである。

これは異常とも言える数字であり、慣れてはいたものの、そりゃ忙しいし疲れるわけである。


この数字を見た時に驚きと共に危機感を覚えた。

それはスタッフの体調管理とパフォーマンスの低下である。


私は9月に入りすぐにスタッフ会議を行い、11月からの営業時間の短縮および定休日の追加を決定した。

また一般的な会社では当たり前だろうが、美容院ではほぼ実現されていない完全週休二日を2020年の目標とすることにした。



このように、今INTIは内部強化に照準をあて取り組んでいる。

出店ラッシュに一度ストップをかけ、技術、知識、雇用、社内制度を強化し、地盤を固める。


その一つとして、リクルートのランディングページならびにリクルート専用のホームページを作成することにした。

そして会社の「ミッション」「ビジョン」「バリュー」についても再度検討してみた。

改めてまとまればまた書きたいと思う。


「ミッション」「ビジョン」「バリュー」については考えれば考えるほど良く分からなくなるが、事業には「大義」が必要ということに改めて気づかされる。



薄毛に悩む男性のコンプレックスをヘアデザインで軽減し、笑顔を増やすこと。


これだけは目先にどんな美味しい話があっても、ブレることなく変わらずに突き進む道であると信じている。


年末はもうすぐそこに来ている。



待ってろよ師走。



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写真は本の原稿。
書いては修正し、書いては修正しを繰り返していく。
これが通常業務に加わるものだから忙しいのなんのって。