量子論と脳科学ベースの引き寄せ理論 -545ページ目

質問と成長

今日は人材育成について
お話ししようと思います。

ところで、
あなたには部下や後輩がいますか?

部下や後輩が出来ると、
一気に大変になりますよねー。

昔は自分だけ頑張れば良かったのが、
部下や後輩も頑張らせて、
結果を出させなければいけない。

上司からも、

「おい、あいつのこと任せたぞ」

なんて言われたりするし、

「人材育成の責任者」
なんて肩書付けられたりもする。

部下や後輩からも色々質問が来るし、
文句や愚痴も聞いてあげなければ
ならない。

面倒くさいし、時にはうっとおしいし、
プレッシャーだったりもしますよね。

特に、扱いづらい部下が配属された場合は
とても憂鬱だと思います。

でも、

扱いやすい、扱い難いは別にして、
とにかく教育しなきゃいけない。

で、

教育する上で一番手っ取り早く、且つ、
重要なことってなんだかわかりますか?

それは、

「質問すること」

なんです。

最近コーチングって言葉が流行ってますけど、
知ってますよね?

名前ぐらいは聞いたことありますよね?

これは簡単に言えば人材育成や
目標達成のメソッドです。

そのコーチングでも一番重要とされているのが
実は、質問なんです。

なぜそうなのか?

実は、

人は質問されることで
いろいろ気づくんですね。

そして、気づくと
いろいろ考えるようになります。

考えると、選択し、行動するんです。

ですから、あなたに部下がいるなら、
効果的な質問を投げかけることが
重要なんですよ。

そうすることが、
部下の可能性を引き出し、
伸ばしていくことになるからです。

やはり自ら考え行動する部下に
なってもらわないと困りますよね。

ちょっと考えてみてください。

あなたも上司から日々いろんな質問を
投げかけられてますよね?

問いかけられることにより、
気づいたり、考えたりしてませんか?

また、問いかけられることにより、
「自分は認められている」
という安心感も芽生えているはずです。

逆に、
問いかけない、ということは
ある意味、「期待していない」
という意思表示になります。

だって何かを聞き出したいから
問いかけるんですよね?

聞いても無駄だろって思う人には
そもそも質問しないはずです。

だから、
質問しない=期待してない
なんです。

これは何となくわかりますよね。

でも誰だって、
「俺って期待されてないな」
と思ったらへこむもんです。

ですので、「質問」とは、
特に部下や後輩のいる方にとっては、
非常に重要なコミュニケーションスキル
なんです。

「じゃあどんな質問すればいいの?」

と聞かれても正直困っちゃいます。

と言うのも、質問というのは、
その場の状況や、相手の状態によって、
臨機応変に対応する必要がありますから。

まー、当たり前ですよね。
感情が関わりますんで。
数式のようにはいきません。

でも、ノウハウはありますよ。

今日はそのノウハウをあなたに
お話ししようと思います。

このノウハウを身につけると、
部下や後輩はあなたのことを
信頼するようになります。

信頼関係が構築出来ると、
当然、結果として出てくる
仕事のアウトプットも
クオリティーが上がります。

それは結果的にあなたの
評価にもつながるんです。

部下や後輩を育成出来る人間が
管理する立場に上がっていくのは
自明のことですよね。

逆に自分の仕事ばかりで
部下や後輩の育成を怠っていると、
結局管理監督者としての能力は
一向に高まりません。

そして、
これは単に部下と自分の信頼関係
構築にとどまりません。

上司、同僚、他部署の人、他社の人
など、いろいろな人たちにも応用出来る
テクニックです。

是非、身に付けるようにして下さい。

それではノウハウをお話しします。
2点あります。

まず1点目。

<自分の為の質問ではなく、
相手の為の質問になっているか注意する>

例えば、部下が何か失敗をしたとします。

あなたはその状況をあなたの上司に
報告しなければなりません。

あなたはどんな「思い」で
部下に質問をしますか?

「(あなたの)上司に
報告しなければならないので、
とにかく何が原因か聞かなくては」

と思ってする質問。
これは自分の為の質問です。

とにかく、
上司に報告する為に早く聞き出そう、
とする質問だからです。保身ですよね。

一方、

「まずは原因を聞いて一緒に対策を考えよう」

と思ってする質問。
これは相手の為の質問です。

自分と一緒に部下にも考えさせようとする、
部下の気づきと自発性を促す質問です。

「小森さん、そんなこと言っても
自分の上司は待ってくれませんよ。
早く原因を突き止めて報告すべきでしょ?」

そうです、それは正しいんです。

私がここで言いたいのは心構えです。

なぜなら、原因を突き止める時の心構えが、
あなたの質問内容や表情に出てしまいます。

部下はそれを微妙に感じ取ります。

「あ、この人保身に入ってるな」

こういうことを、部下は感じ取るんです。

「この人保身に入ってる」

と部下が感じてしまったらどうなります?

「なんか全部俺のせいにされそうだな。
大丈夫そうなとこだけ報告しとこ」

などと、部下自身も保身に走るかも
しれません。

不安になりますんでね。

そうなると、部下と上司の間に
信頼感などあったもんじゃない。

後々、もっと大きな問題に発展しそうな予感です。

逆に、

「真剣に解決策を考えようとしてくれてるな」

と部下が感じたらどうなります?

もう、言わずもがなですよね。
つつみ隠さずきちんと報告するでしょう。

部下と上司の関係も、
この危機を一緒に乗り切ったら
余計に深まりますよー。

変な意味でなくm(*- -*)m

では、次に注意点の2点目。

<詰問ではなく、質問をしろ>

詰問と質問の違い、わかります?

詰問は、相手を追い込んでいきます。

相手の意見を聞くと言うよりも、
問いただす感じです。

また、相手に考えさせると言うより、
非をあげつらい、こちらの意見を
認めさせることです。

「なんでこんなことも出来ないんだ?」
「このままで今月の数字達成出来ると思うのか?」

などなど。

詰問されて奮起する人もいますが、
そう言う人はレアケースです。

逆に言い訳するとか、無視するとか、
非生産的な行動に結びつく場合が
多いんです。

考えればわかりますが、
詰問されても、新しい行動や
考えは浮かびづらいですよね?

つまり、詰問では、
部下の気づきと自発性を促すことは
難しいんです。

言い訳ばかりを考えてしまい、
自分で気づき自発的に行動する
部下が育ちにくくなります。

それでは当然困りますよね。

部下が育たなければ、
結局自分が苦労することになりますから。

そして、
あなたの育成責任者としての評価にも
×がついてしまいます。

では、どうすればいいのか。

ちょっと長くなってますんで、
次回に「詰問」ではなく「質問」する
テクニックについてお話ししようと思います。

愛と不安

今日は、選択と判断の基準について
お話したいと思います。

仕事をしていると、
日々判断と選択の連続ですよね。

毎日の仕事にしても、

「どれから先に手をつけるか」
「誰に何を頼むか」
「どのプランを選ぶか」

などなど、常に何かを判断し、
選択している筈です。

で、判断や選択をするとき、
どういう基準で行っていますか?

当然、仕事の重要性や緊急性が
重要な基準になると思います。

それは間違いではありません。

でも、実は、
それだけでは足りないんです。

もう一つ、
是非あなたに身につけて頂きたい
重要な基準があります。

それは、

「愛」と「不安」

です。

「愛と不安って、なんのこと?」

具体的に言いますね。

例えば、仕事をやるとき、

「これをやらないと上司に怒られる」
「出来ないとダメな奴という烙印を押される」
「競合がこんな機能入れたからうちも入れないと」

と考えて行う仕事が
「不安」により選択する仕事です。

その反対に、

「これをすると皆喜ぶ」
「会社の業績アップにつながる」
「お客さんが喜ぶ」
「自分がワクワクする」

と考えて行う仕事が「愛」です。

「自分がワクワクする」

を入れたのは、
それが自分に対する「愛」だからです。

「小森さん、なんか甘っちょろいこと言ってますね」

そうかもしれません。

でも、私の経験上、
「愛」で仕事のプライオリティーを
決めていた人は、結果的に凄く伸びてます。

そういう人は、
特定の会社や組織に属さなくても、
やっていける人になっています。

いわゆるプロフェッショナルです。

その一方、

「不安」で仕事を選択し続けた人は、
上司や周りの顔色うかがいが多くなり、
結局、その組織でしか生き残れない
人になっているパターンが多いです。

また、「不安」で仕事を選択し続けると、
顔の表情に生気がなくなり、
病気がちになる人が多いです。

「誰にでもあてはまる真実か?」

と問われれば、

「わかりません」

としか言いようがありません。
あくまで、経験上の話ですから。

でも、ちょっと視点を変えて
考えてみましょう。

不況下でも
顕著な業績を上げている企業って、
どんな企業があります?

例えば、アップル。

この不況下にも関わらず、
大幅な増収増益です。

アップルの製品は、
カッコイイし、使ってて楽しい。

常に期待を超えた何かがある。

そこに顧客は喜び、感動する。

顧客に喜びを提供し、感動させることは
「愛」だと思います。

顧客を喜ばせたい、アッと言わせたい、
という思いは「愛」です。

つまり、「愛」を基準に商売をしている企業は
負けない。

圧倒的な強さを発揮するんです。

私はそう思います。

彼らが定石どおりのマーケティングを
しているとは思えません。

当然多少はしているでしょうが、
どうすれば顧客の期待を超えるかに
焦点を絞っているでしょう。

かつてのソニーもそうだったと思います。
何か他のメーカーとは違う切り口、
デザイン、コンセプトの商品が
いろいろと出ていた。

でも、今のソニーにその魅力はほとんどない。
日本人として悲しいことですが、
これはまさに、企業活動を
他企業との競争と捉えているからだと思います。

他企業との競争は、まさに「不安」です。

あの企業に勝つためには
こうしなきゃいけいない、
この市場を奪われないようにするためには、
こんな商品を出さなければならない。

大企業になればなるほど、
MBAホルダー等の頭でっかち多くなり、
そこで学んだ定石通りの企業戦略を
取りがちになる。

いわゆる、
MBAなどで教えるマーケティング理論は
戦争をモデルにしているモノが多いです。

「戦略」っていう言葉を使っていること自体、
すでに戦争ですよね。

で、戦争は相手にいかにして打ち勝つか
ということ。

つまり、「不安」をいかに払しょくするか
と言うこと。

そうなると、
皆「不安」を払拭する戦略になり、
似通ってくるのは当然の帰結ですよね。

もちろん、消費者の動向や嗜好の変化を
リサーチしながら製品開発をし、
マーケティングをしているとは思いますが、

恐らく、そこには
「顧客を喜ばせたい、アッと言わせたい」
という「愛」はない。

「愛」はない、と言ってしまうと
言いすぎかもしれませんが、
恐らく「不安」よりも割合は少ない。

競合に市場を取られないようにしなければ、
という「不安」の方が確実に大きいと思います。

あなたの会社はどうですか?

ここでの「愛」を
もう少し解りやすい言葉で言うと
「顧客志向」かもしれません。

「顧客」と言っても、実際に商品を
買ってくれるお客さんだけでは
ありません。

そこにはあなたの会社、同僚、上司、
部下、友人、家族、そしてあなた自身も
含まれます。

あなた自身も含め、誰かを喜ばそうとして
やる仕事は楽しい。

楽しいと頑張るので成果が出やすい。

成果が出ればさらに楽しくなる。

だからまた余計に頑張る。

これを繰り返していると、
いつの間にか、
すごいレベルになっている。

結構、単純な理屈です。

反対に、

「不安」が仕事の基準になっていると、
いつも「仕方なくやる」という
感覚が付きまといます。

「仕方なくやる」仕事は
楽しくないですよね。

楽しくないから頑張れない。
もしくは頑張りが長続きしない。

だから成果も出にくい。

成果が出ないから、
余計に楽しくない。

まさに「負のサイクル」です。

「小森さん、そんなこと言ったって、
愛で選べる仕事なんてないですよ」

確かに、一見はそうかもしれません。

でも、「不安」による仕事を
「愛」に変えることは出来ると思います。

愛というのは何も他人にだけ
与えるものではありません。

自己愛もあるんです。

自己愛、すなわち、
自分が楽しい、ワクワクする仕事です。

そういう風に思えない仕事でも、
「どうすれば楽しくなるか」
を考えるんです。

ここはあくまで自己中心的に、
どうすれば面白くなるか、
ワガママに考えるんです。

考えるポイントとしては、
「常識」や「当然」と
思われている部分です。

「常識」や「当然」と思っている個所は
決して真実ではありません。

そして、

「面白くなる工夫」を考えついたら、
そうすることのメリットと、
そうしないことのデメリットを
一生懸命考える。

そうやって考えついたことは、
結局、会社全体の為になることだったり
するんです。これが。

そうなると、
上司の理解も得られ、
仕事が楽しくなり、
おまけに企画力もつく。

いつの間にか、
あなたは会社でも指折りの
アイディアマンになっているかも
知れません。

やっぱり同じ仕事するなら、
楽しくなければ損ですよね。

人生は一度きりですし、
思っているよりずっと短いです。

人生の大きな部分を占める仕事を、
「愛」で選択しますか?
「不安」で選択しますか?

私は「愛」で選択することを
強くお勧めします。

それが結局あなたの為になり、
ひいては部署の、会社全体の
為になるんです。

「愛」を基準に仕事を選択しましょうね。

感動的な詩

先日、ちょっと感動した詩がありました。

ナディア・ステアという方が書いたものです。

じっくり読んでみて下さい。

なにか気付くものがあると思います。


・・・


もし、人生をもう一度やりなおせるなら、
もっと失敗をして、
もっと馬鹿げたことをしよう。

今度はもっと間違いを犯そう。

もっとくつろぎ、もっと肩の力を抜こう。

絶対にこんなに完璧な人間ではなく、
もっと、もっと愚かな人間になろう。

この世には、実際、それほど真剣に
思い煩うことなどほとんど無いのだ。

もっと馬鹿になろう。
もっと騒ごう。
もっと不衛生に生きよう。

もっとたくさんのチャンスを掴み、
もっとたくさんの冒険をし、
行ったことの無い場所にも、
もっと、もっと、たくさん行こう。

もっとたくさんのアイスクリームを食べ、
お酒を飲み、マメはそんなに食べずにおこう。

もっと本当の厄介ごとを抱え込み、
頭の中だけで想像する厄介ごとは
出来る限り減らそう。

見ての通り、
私は来る日も来る日も片時も休まず、
危機を避け、懸命に、まともに生きてきた。

もちろん、私にも最高の瞬間があった。
もう一度やり直せるなら、
そんな瞬間をもっと数多く持とう。

一瞬一瞬をイキイキと生きよう。

私は体温計と、お湯入りの水筒と、
うがい薬と、レインコートと、パラシュート無しでは、
どこにも行けない人間だった。

もう一度やり直せるなら、
今度はもっと気軽に旅しよう。

もう一度最初から人生をやり直せるなら、
春はもっと早くから裸足になり、
秋はもっと遅くまで裸足でいよう。

もっとたくさんのメリーゴーランドに乗り、
もっとたくさんのデイジーを摘んで、
もっとたくさんの夕日を見て、
もっとたくさんの子供たちと真剣に遊ぼう。

もう一度人生をやり直せるなら。。。