達磨大師 2 【備忘録】 | 人間万事塞翁が馬

人間万事塞翁が馬

福から禍へ、そして禍から福へ

達磨大師1の続き
{369F92F7-25F6-49DA-990D-33BA8992349C}
さて、梁の武帝はいよいよ達磨大師と対面

武帝は達磨大師に
私は仏教のためにこれだけのことをしている、
お金をかけ布教をし、寺院を建てたりしている
こんな私に、どんな功徳があるのかはてなマーク
達磨大師は一言「無功徳」と答えただけ

まあ、武帝は驚きますよね〜
それに、周りはザワザワしてくるわけですから、武帝も心中ザワザワしてくるわけですよ

そしてあろうことか、釈迦牟尼の直の流れの達磨大師に仏教問答をぶつけた
「空」とは何か…
この場合の「空」は、仏教の教えでいう「色即是空」の「空」
要するに、仏教の真理を聞いたわけですよ
それに対して達磨大師は
「廓然無聖(かくねんむしょう)」とだけ答えたそうです

要は、何もない
達磨大師からしたら「何もない、知らん」くらいですね

怒った武帝は「貴様は何者だムキー」って達磨大師を亡き者にしようとした

そこに、3人の武帝の家来が血相変えてやってきた
大衆の面前で達磨大師を亡き者にはまずいだろ…って
「私たちが始末しておきます」と言って、達磨大師を連れて行った

そして、その3人は達磨大師を舟に乗せ、
達磨大師を揚子江に逃がしました
武帝は当然達磨大師は死んだと思ったそうです

後々に梁の国は滅びました
仏教にお金をかけ過ぎたそうです

さて、揚子江に逃がされた達磨大師は…はてなマーク

つづく