(※掲載画像は、公式Twitterからのダイレトリンクです)

『ちょこっと京都に住んでみた。』は、テレビ大阪製作により『年末スペシャルドラマ』としてテレビ東京列6局ネットで2019年12月29日に放送されたテレビドラマの続編です。

疲れて、どぉ〜しようもない時に観ようと取っておきましたが、最近体のバランスが崩れいるように感じたので、観ることとしました。

物語は、東京でデザイナーを目指し挫折した江東佳奈(演:木村文乃)が、京都の町家に住む大叔父・大賀茂(演:近藤正臣)のもとで過ごす5日間を通じて次第に心が、ほぐれていくさまを、ドキュメンタリー形式のドラマ手法で描かれています。

京都の超有名な場所を紹介するのではなく、『住んでいる人しか知らない京都』を紹介します。

怪我でちょっと不自由な生活を送っている茂のもとに、母親の命令で嫌嫌京都にやってきたプー太郎の佳奈は、茂から手書きの地図を渡され自転車に乗って『お使い』を頼まれます。

大叔父こだわりの店を連日訪ね、自分の好きなものは自分で探すように言われ、美味しい和菓子屋や隠れた絶景を、勘を頼りに京都の街を気ままに巡ります。

訪れた先々で出会う人々との穏やかな会話。奥深い京都の生活文化。静かにゆったりと流れる時間。
5日間の滞在を通じて、次第に佳奈の心はほぐれていき、「ちょっと大人になった」と東京へ帰っていきます。

………とここまでが年末SPのお話で、連ドラは、東京のデザイン会社に再就職した佳奈は、大阪でのプロジェクトが始まり、大阪に長期滞在することに。ホテル住まいでは味気ないので、大好きになった京都の大叔父のもとに、ちょこっと住むことにしました。

今回の連ドラ版は、大叔父だけでなく、大叔父の友人や大叔父の過去にも、ちょこっと触れています。
また、裏テーマとして『寂しさ』があったように感じました。

年末SP版は、挫折した佳奈が次第に開放されていく様が、見事に描かれた良作だと感じました。

木村文乃の放つ独特の柔らかい空気感が、京都という新旧交わった都に、マッチングしていて、観ている方も(私だけかも?)憑き物が落ちるように、癒やされたと思うし、私は実際にかなり癒やされました。

今思うと、年末SPを消さなければ良かった…ちょっと後悔…しています。
先日節約のために、Amazon PRIME会員を辞めてしまいましたが、会員であれば、無料で見れたようです。


かなり、おすすめの作品です。

ドラマ最終回のラストカットに『ご声援有難うございました!またいつかどこかで、皆様とお会いできますように。』とのメッセージがあったので、次回作に期待です。