(※掲載画像は、公式Twitterからのダイレトリンクです)
『真犯人フラグ』が最終回を迎えました。
『真犯人フラグ』は、第二部にあたる『真相編』を含め約半年に渡る長いどらまとなりましたが、正直、前作の『あなたの番です』同様、不毛な観ていて満足感の無い作品でした。
犯人は誰でもよく、極端に言えば、八百屋のオヤジでも、角のタバコ屋のお婆さんでも、何だったら主人公であり被害者家族の相良凌介(演:西島秀俊)本人でも、ここの制作陣は"何でもあり"な気がします。
犯行動機も『嫉妬』で、本事件を行うに足る十分な動機だと思うけど、完璧とも思える証拠隠しを行ったわりには、ハッキングによって、情報が漏れる。
まぁ〜そこは百歩譲って仕方がないとしても、あの段階で入手した証拠を、捜査当局に提出せず、乗っ取るという暴挙。二宮瑞穂(演:芳根京子)に何のメリットがあるのだろう?
これらのように、かき乱すだけかき乱して、真剣に犯人探しをしていると、平気で飛び道具を出して、終わりを迎える。
前作(?)の『あな番』で、学んだつもりだけど、観てしまう…。それだけでも制作陣の術中にハマったとも言えるのではないでしょうか。
しかし、三人の失踪が、実は別々の出来事であったことは、驚きましたが、「そんな偶然ある?」とも思うけど、全否定しては、ドラマになりませんか…。
それと意味不明な人々や言動があるのは、ミステリー作品の常套句だけど、個人的には、猫おばさん(演:平田敦子)の扱い方をもう少し密にして欲しかった。
登場時、「ツイン・ピークスの『丸太おばさん』だ!」と、思ったのは私だけでしょうか?
「結末は納得できる?出来ない?どっち?」
と阿久津浩二(演:渋川清彦)刑事は、言ったけど、私は納得していません。