採用支援特命係長 高橋克典です。
『日本企業の新常識「国内採用抑制、海外採用増」』
これは今発売されているPRESIDENT誌(5月31日号)で、
大前研一さんが書かれた記事です。
ショッキングな見出しに引かれ、早速購入し、読んでみました。
大前氏は、パナソニックの新卒採用に占める海外採用比率
(2011年春で47%、将来的に8割まで上昇予定)を引き合いに出し、
今後日本企業は日本人採用を大幅に減らし、海外採用がマジョリティ
になってくると書かれています。
また、それ故に、「就職氷河期」は半永久的に続く!とまで書かれています。
国内市場の縮小と、新興国の消費拡大を背景に、日本企業は海外比率を
上げなければ生き残っていけません。でもそれをドライブできる人材が
日本にはいないということなのです。
ゆとり教育世代でもある今の日本の大学生、半数は推薦で入学するそうです。
そのため、日本の学生は勉強をしなくなりました。
弊社の採用コンシェルジュ吉岡は、長年新卒採用に関わっており、学生の変化を
肌で感じている一人ですが、ここ数年、学生の質が明らかに低下しているのを感じ
るそうです。それに比べ、インド、中国、韓国の学生はがむしゃらに勉強するので、
益々差をつけられます。
私が以前人事をしていたあるグローバル企業では、タレントマネジメントと称し、
キーとなる人材のローテーションをグローバルで計画的に進めていました。
各国からノミネートされた優秀人材リストを元に、グローバルでの人事計画を作ります。
例えば、南米のマーケティングマネジャーをアジアの幾つかの国で5年ほど
経験を積ませた後、ある国のマーケティングディレクターにするとか、
韓国の人事シニアマネジャーを比較的小さなアジアの国の人事ヘッドにし、
3年後に韓国の人事部長にするなどなど。
国と国境を越え、優秀人材が活発に異動し活躍してしました。
残念だったのは、その会社の日本市場での売り上げインパクトに比べ、
グローバルで活躍できる人材の数が圧倒的に不足していたことです。
私は大前さんの記事を読んで、そのことを思い出しました。
企業の採用支援を行う我々ですが、何か日本のために出来ないだろうかと
考えさせられる記事でした。