第28回 インターネットの本質
これまで、社会や組織がピラミッド型に構成され、様々な業界においてもリーディングカンパニーがあり、その企業の動向で業界の流れが決まっていた。
この構図は変わり、ヒエラルキーからネットワーク型社会へと移行し、コラボレーションを前提にした主従の関係は逆転し、受信者が発信者でもあるようになった。
家庭では、子供は見たいチャンネルを主張し、今やテレビはそれぞれの各部屋に一台づつあり自分の部屋で見る家庭が多いと聞く。
企業内においても、通信インフラの進化により、一定のバランスの中でコミュニケーションが成り立っている。
上から情報を一方的に流すのでなく、情報を分散させ誰からでもアクセスでき、情報を自ら発信する立場に瞬時に変わった仕組みが、インターネットの本質だと思う。
一本の情報ラインの繋がったインフラは世界まるごとネットであり、一人ひとりが掲載された双方向のメディア電話だ。
インターネットは、経営の仕組みあるいは社会のあり方があってインターネットが生まれたのだから、パソコンに触ったことがなくても、解らないと恐れることはない。
これまでの社会生活、企業のあり方に沿った形に合わせてできあがった道具なのだから。
今30%近く各家庭に入り込んで、こちらからものを云えるようになったのだから便利だ。
最近Iモードも、ネット対応できるようになった。
2ウェイコミュニケーションのツールとしてとらえると、シンプルに理解できる。