第15回 ボード | インキュベーター社長日記 | インターウォーズ株式会社 吉井信隆のブログ

第15回 ボード

経営は、「経営チーム」によって意思決定される。


これまで、CEO、COO、CFOの3人の役割によって経営決断がなされ、それぞれの役割で事業を推進してゆいた。


最近のITの進化によって、これまでのチームの編成では、意志決定並びに事業を展開してゆけなくなって来ているように思う。


例えば、経営を軍隊に例えると、技術の目覚しい発展によって、武器に通じた人材、CTO的ポストが、ボードに入っていないとシナリオも決断もできない。


既存の常識や既存の体制は継続することは、危険ばかりではなく、自らの組織の未来をたつことも考えられる。


最近ではCDO『Chief distractive officer:最高破壊責任者(組織内の不要な業務や不要な部署を徹底的に統廃合、廃止などの破壊的な業務に取り組む責任者)、CSO『Chief Strategic officer:最高戦略責任者(中長期戦略を現状把握しながら策定し、実行する責任者)』CCO『Chief Communication officer:最高コミュニケーション責任者(組織内のコミュニケーションを円滑に行わせ、社内の意志や意見を潤滑に行うことの責任者)』CKO『Chief Knowledge officer:最高知識集約責任者(社内に流れる口に出さない、目に見えない知識を取りまとめて、組織に貢献できるよう取り計らう責任者)』などが、環境変化対応責任者的な役割として、各企業のエグゼクティブ・チームの中に生まれていっている。


「環境を見極める、そして、環境に最適化するには、どのような手法が考えられるか立案・実行する。」従来なら最高意志決定者が行ってきたことも、タスク分担し、チームで一丸となって解決していくことが最重要課題となっている。


経営は、環境適応業だ。


マーケットの変化にいかに適応し、対応してゆくかを予知し、事業デザインしてゆく、役割を担う、ボードメンバーが、必要だ。





吉井信隆のブログ-サイン