強み① お米のうまみを引き出す独自の製粉技術
私は南魚沼市で「インターウィンドウ株式会社」を営み、2008年から米粉の製造・販売を手がけています。米粉づくりに携わる中で私が痛感してきたのは、良いお米を使えば良い米粉ができるわけではない、という事実です。米粉には、粘りやコシを生み出す網目構造のグルテンがなく、時間がたつと水分が逃げやすい性質があります。原料の質だけでは、料理人が求める仕上がりには決して届かないのです。
そこで私がたどり着いたのが、特殊な製粉機で米の粒子の角を丸く削り落とし、表面をなめらかに整えるという独自の製粉技術です。角を落として表面を整えることで吸水を均一にし、お米が本来持っているうまみとみずみずしさを、粉になっても損なわずに引き出すことができます。摩擦熱による成分変化や風味の劣化を冷却水の循環によって抑える工夫も重ねており、微粉末から粗粉末まで一度の製粉で粒度のそろった粉に仕上げられるのが当社の技術の特徴です。
詳しい製法は企業秘密ですが、この一手間があるからこそ、当社の米粉は吸水性と保水性に優れ、しっとり・もっちりとした食感を生み出します。小麦粉に比べて油を吸収しにくいので、天ぷらや唐揚げはカラッと軽やかに仕上がり、作った料理が一日で水分をとばしてパサついてしまうこともありません。ホワイトソースはダマになりにくく、スープのとろみづけにも重宝すると、実際にお使いいただいた方から好評をいただいています。
効率や量を優先すれば、この手間は省けるかもしれません。けれども私は、あえて質を追い求める道を選び続けています。手間暇をかけるため大量生産はできませんが、効率や量ではなく質を追求するという姿勢を、私は創業以来一度も曲げたことがありません。ある著名なシェフから「ちゃんとお米の味がする」と言っていただけたことは、今も私の誇りです。
粉になってもお米の味がする、その当たり前のようで難しい一皿を、私はこれからも独自の製粉技術でお届けしていきます。
強み② ホテルも認めた南魚沼産プレミアム米粉
私が製粉事業を本格的に始めたのは、2005年に会社を設立してから三年目のことでした。それ以前は自動車販売会社で部品のセールスを担当し、その後は越後湯沢のスキー場運営会社で約二十年にわたり営業に従事してきました。長く現場で培った「お客様に本当に喜んでいただけるものを届ける」という姿勢が、今の私のものづくりの土台になっています。
原料には、食味日本一と称される南魚沼産コシヒカリだけを使用しています。私自身も南魚沼産コシヒカリの生産者の一人であり、地元の米を知り尽くした立場から米粉づくりに向き合えることは、大きな強みだと考えています。
私がお届けするプレミアム米粉「うおぬま小町」には、玄米をまるごと微粉末にした玄米全粒粉、白米を用いた雪縁、加熱処理を施したアルファ化タイプなど、用途に応じたラインナップをそろえています。玄米全粒粉は糠に含まれる油脂分もそのまま含んでおり、味わい深い風味と高い栄養価を手軽に摂っていただけます。加えて、炊飯時に栄養価をプラスできる「玄米が奏でるひとさじの魔法」もご用意しています。安全面にも徹底して配慮し、食品表示基準で定められた七大アレルゲンを使用しない専用ラインを整備しているため、アレルギーを気にされる方にも安心してお使いいただけます。
こうして積み重ねてきた品質は、確かな実績となって表れています。私の米粉は、南魚沼産コシヒカリならではの甘みのある深い味わいがプロの料理人の間で評価され、大手ホテルチェーンにお使いいただいているほか、地元の菓子店や飲食店からも数多くの引き合いをいただいています。
米粉の性能としては国内でもトップクラスの製粉であると自負しており、実際にお使いいただいた方からは「今までの米粉とは全く違う」という声を数多くちょうだいしてきました。手間暇をかけるため大量生産はできませんが、その分、一袋ずつに自信を込めています。安さではなく質で選んでいただける米粉を、私はこれからもお届けしていきます。
強み③ 製粉1キロから応える、地域密着の受託体制
私が会社に「インターウィンドウ」という名前を付けたのには、はっきりとした理由があります。「インター」は相互を、「ウィンドウ」は窓口を意味します。地域の資源を大勢の方に知っていただく窓口になりたい、という思いを社名に込めました。米粉づくりも、その思いを形にした事業のひとつです。独立から三年目に製粉機と出会い、試しに使ってみたところ、ごはんのような豊かな食味に驚き、南魚沼のお米で愛する地元に貢献できることに大きな喜びを感じたのが始まりでした。
私が導入している製粉機は、米だけでなくさまざまな農産物に対応できます。大豆や小豆、お茶、コーヒー、生のシイタケを乾燥させたものまで、素材本来の風味を損なわずに口当たりの良い粉末に仕上げてお届けしています。
近年は訪日のお客様の増加を背景に日本茶の需要が高まっており、「北限の茶処」として知られる村上茶をはじめ、茶葉の製粉も承っています。さらに、白米や玄米の製粉も受託しており、業務用・自宅用を問わず一キロから小ロットでご相談いただけます。「大規模な量でないと頼めない」と思っておられる方にこそ、ぜひ知っていただきたい取り組みです。自分たちが育てた作物で料理やお菓子のような特産品を作りたい、という農家の方の声にもお応えし、地域全体を盛り上げていきたいと考えています。
私が見つめているのは、南魚沼という故郷の未来です。食農研究家の方の力もお借りしながら、米粉を使ったカレーやスープのレシピもご紹介しています。パウダー状で手軽に扱える製品なら、日々の献立にもスイーツにも気軽に取り入れていただけます。
地場産の食材の魅力を伝え、日本の食文化を世界に向けて発信していくこと。そして、パウダー状の手軽な製品を通じて、地域の米づくりそのものを支えていくこと。それが、生まれ育った故郷に寄り添い続ける私の変わらぬ目標です。