そもそも面接とはどういうものなのでしょうか?(これを最初に書くべきでした。。)

Wikiで引くと、
”面接とは、人物像や能力を見たり聞いたりするために、直接会って対話などをする行為をいう。”

とあります。

以下私が候補者の皆さんにお話していますのは、(学生も中途の方も共通です)

1.人が人をJudgeするということ自体、とても理不尽なことであること

Interviewerの方が面接のプロなのでしょうか?
いえ、90%以上プロでは無いケースのほうが多いです。人事面接ならともかく大抵の場合、「この人を採用しよう!」という意思決定者は現場の長だったりし ます。勿論、面接が上手な方もいらっしゃいますが、コンピテンシー面接等に代表される様々な手法を理解し、その場その場で適切な設問を用意できる人など実際にはなかなかいらっしゃいません)

2.一時間や二時間という短い時間でその判断が成されるということ

実際にその人の仕事振りや性格というのは、早い人で1ヶ月、または3ヶ月とか一緒にいて初めて分かりますよね?

なので、面接というものは、上記の1と2が相俟って「理不尽のきわみ」となるのです。

そうは言っても、その「理不尽」の場を上手く通り抜けないことには、内定を勝ち取ることができません。なので、私はいつも皆さんに、

■できるだけ”おそそ”をしないこと

というお話をしています。

1:見た目 
これも良い印象を持ってもらうことに越したことはありません。
ネクタイの結び目もしっかり上まで、靴をキレイなほうが良いですし、フケ、鼻毛なども無いほうが良いですよね。

2:会話のキャッチボール
相手の質問に対して、的確に答える
相手の質問には必ず「意図」があるので、その「意図」を読み取って回答する
話が的外れになったり、結論を先に言わなかったりと、相手をイライラさせない
相手が「欲しい人」を感じ取って、できるだけその人物像に近づいてあげる
 
以前にも書きましたが、

「奥さんになる方の御父様=義理の御父さん に初めて会うとき」モードです。

90%以上の人が「気に入られたい」あるいは「気に入られておきたい」と思うはずですよね。

トイレを借りたら、キレイにして出るでしょうし、身だしなみもきちんとしますよね?また、御父様が「釣りが好きでさぁ」と言ったら、「僕は嫌いなので」とは言わず、「僕やったことないので今度是非連れて行ってもらえませんか?!」って言ったりしますよね?

勿論、相手に迎合して下さいということではありません。しっかりと議論し、自分の意見をきちんと述べるべきシチュエーションもあります。上記は基本原則なので、ここをしっかりと踏まえた上で、激論するなら激論すべきですという意味です。

次回も面接についてです。