今回は

 

はままるさんの

 

「人に嫌われたくない症候群」だった頃の話です。

 

 

 

 

 

はままるさんは

 

人に嫌われるのがとにかく怖くて

 

生きる価値ベースが

 

人に嫌われないように

 

人から悪く思われないように、で

 

全ての物事を決めていた

 

 

 

 

完璧超人のような善人でいることを

 

じぶんに課していた

 

超苦しかった時代

 

 

があったそうです。

 

 

 

 

 

 

「アパレルに勤めていた頃、

 

とにかく人の顔色を伺って波風立てないようにしていたんですよね。」

 

とはままるさん。

 

 

 

 

今では考えられないが、

 

その頃は「申し訳ございません」が口癖。

 

 

 

 

アパレルの店舗で1人勤務という時もあって、

 

お昼休憩もタイミングを逃すと取れず、

 

気付くと夜7時、みたいな時も珍しくない。

 

 

 

 

 

でも好きな服を売るという仕事は好きだったし、

 

売り上げは人一倍上げていた。

 

だから極端なことを言うと

 

「一人でも大丈夫な店舗」として成り立っており、

 

となると業務改善もされない。

 

 

 

 

 

身体にストレスも出ていて、

 

ひどい時には

 

首から下の身体全体が皮膚炎を起こして

 

汁が出てきた。

 

自分でも気持ち悪かった。

 

 

それくらい、自分のことを全く省みてなかった。

 

 

 

 

 

 

例えば、こんなエピソードがある。

 

 

上司から

 

「ちょっと確認したいことがあるんだけど」

 

とメール連絡があった。

 

その前日も1人勤務で

 

疲れ果てて自宅に帰る気力もなく、

 

仕事場の隣のビルにある漫画喫茶に泊まっていた。

 

 

シャワーも浴びていない。

 

そんな状態だったけど、

 

 

 

 

頼まれてもいないのに

 

 

「行きます」

 

と言ってしまった。

 

 

自分の落ち度がバレないように。

 

嫌われないように。

 

 

 

 

 

実際仕事場に行くと

 

上司の言っていた確認したいことは

 

別に大したことのないことだった。

 

 

その時に上司から何気なく言われた一言に

 

 

嘘をついた。

 

 

 

 

 

服が前日と同じだった姿に

 

 

「お風呂入ってないでしょ?」と聞かれた。

 

 

 

けど咄嗟に

 

 

「いえ、入ってます」と答えた。

 

 

「入ってないでしょ?」「入りました」のやりとり。

 

 

今から思うと何でこんなつまらない嘘をついたのかと思う。

 

 

 

 

 

その当時は

 

 

 

「人間として潔癖でいたかったんだと思うんですよねー」

 

 

「漫喫泊まってたから風呂入ってません、で済むのにねー。言えなかったんですよねー」と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インタビュー中、

 

 

はままるさんは当時を振り返ってこんなふうに分析されていました。

 

 

 

とにかく嫌われたくないから

 

相手の想像以上の喜びを与えにいく、

 

ということを常にしていましたね。」と。

 

 

 

 

 

 

 

例え自分の本音とは真逆のことをすることになったとしても

 

 

「喜んでやってます」という雰囲気を出していっていたと。

 

 

本音がわからなくなる。

 

体に不調が出る。

 

でもやり続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

はままるさんにとっては

 

すっかり過去のことになったお話を聞きながら、

 

インタビュアー(私)自身の現在を振り返りました。

 

 

 

 

 

なかなか一足飛びに

 

「人から嫌われたくない」を越えていくのって難しい。

 

 

 

 

でも、こうして心の中で起こっている事を聞くと

 

自分は今どんな状態か?

 

焦点はどこか?

 

自分の心地よさ?

 

それとも

 

自分以外の誰かの満足感?

 

誰かに自分を明け渡してはいないか?

 

 

ここを意識していくことはできるなと感じました。

 

 

 

 

 

はままるさん、貴重なシェアをありがとうございました!