「努力した人間にしか、神様は味方しないんだよ」
日本拳法黒綾館 K指導員の言葉。
2011年2月27日のことだ。
私が支部長を勤めさせていただいている、
日本拳法黒綾館の定例稽古が、神奈川県
綾瀬市市民スポーツセンター武道場にて
行われていた。
2時間の定例稽古が終わり、その後1時間ほど
希望者による、居残り稽古が行われていた。
その中に、初段のTくんがいた。
Tくんは、三段を相手に、防具を装着しての
組手を5分ほどやっていた。
自分より格上の相手との防具組手は、とても疲れる
ものだ。
5分もやれば、かなりの体力を消耗する。
「ありがとうございました」
Tくんは、相手をしてくれた三段に例をいい、
本日の稽古を終えた。
防具を外しながら、TくんがK指導員にアドバイスを
求めていた
「どうしても調子の良いときと悪いときの、
波があるんですね。
いつでも調子が良くなる方法なんて、あるん
ですかね」
Tくんは現在初段。
去年、二段への昇段審査を2回受けて、2回とも
不合格だった。
3月12日には、県大会もある。
Tくんが、こんな都合の良い質問をしてしまうのも、
仕方のない事だった。
K指導員は、「そうか」という表情を浮かべながら、
次のように答えた。
「そりゃあ、やっぱり努力するしか無いな。
強い奴ってのは、必ず努力しているよ。
努力を続けていると、神様がチャンスをくれる。
そのチャンスも、努力をして実力をつけておかないと
ものにできない」
「そうそう。そうなんだよな」
そばで話しを聞いていた、私は思わずうなずいていた。
K指導員は、話しを続けた。
「そう、やっぱ努力なんだよ。
努力した人間にしか、神様は味方しないんだよ
努力をしない人間には、神様は見向きもしないよ」
Tくんは、外していた防具もう一度つけた。
「支部長、お願いします!」
Tくんは私へ防具稽古を申し入れてきた。
日本拳法黒綾館 K指導員の言葉。
2011年2月27日のことだ。
私が支部長を勤めさせていただいている、
日本拳法黒綾館の定例稽古が、神奈川県
綾瀬市市民スポーツセンター武道場にて
行われていた。
2時間の定例稽古が終わり、その後1時間ほど
希望者による、居残り稽古が行われていた。
その中に、初段のTくんがいた。
Tくんは、三段を相手に、防具を装着しての
組手を5分ほどやっていた。
自分より格上の相手との防具組手は、とても疲れる
ものだ。
5分もやれば、かなりの体力を消耗する。
「ありがとうございました」
Tくんは、相手をしてくれた三段に例をいい、
本日の稽古を終えた。
防具を外しながら、TくんがK指導員にアドバイスを
求めていた
「どうしても調子の良いときと悪いときの、
波があるんですね。
いつでも調子が良くなる方法なんて、あるん
ですかね」
Tくんは現在初段。
去年、二段への昇段審査を2回受けて、2回とも
不合格だった。
3月12日には、県大会もある。
Tくんが、こんな都合の良い質問をしてしまうのも、
仕方のない事だった。
K指導員は、「そうか」という表情を浮かべながら、
次のように答えた。
「そりゃあ、やっぱり努力するしか無いな。
強い奴ってのは、必ず努力しているよ。
努力を続けていると、神様がチャンスをくれる。
そのチャンスも、努力をして実力をつけておかないと
ものにできない」
「そうそう。そうなんだよな」
そばで話しを聞いていた、私は思わずうなずいていた。
K指導員は、話しを続けた。
「そう、やっぱ努力なんだよ。
努力した人間にしか、神様は味方しないんだよ
努力をしない人間には、神様は見向きもしないよ」
Tくんは、外していた防具もう一度つけた。
「支部長、お願いします!」
Tくんは私へ防具稽古を申し入れてきた。