はっきり言おう。

プロの世界でのリーダーシップほど、簡単なものはない。

「そんな事は無い。難しい!」

と、あなたは考えるかも知れない。



しかし、プロの世界は、チームの目標は、はっきりしている。

勝つことだ。

あなたの会社が他の会社に勝つことで、金が儲かる。

「お前ら、チームとして頑張らなきゃ、負けるよ。

 負けたら給料下がるよ」

たったこれだけの事を、リーダーは言えば良い。

しかし、こんなチームは長続きしない。

なぜなら、メンバーの価値観が、チームとして勝つ事だからだ。

そこには、メンバー一人一人の成長という概念がない。

目の前の勝負に勝つためには、メンバーの成長など待ってはいられない。

つまり、勝てる実力のあるメンバーしかいらないと言うことだ。

では、リーダーがメンバーにこう言ったらどうだろうか?

「俺達の目標は、常勝軍団だ。

 常勝軍団になるためには、常に進化しなければならない。

 だから、目の前の勝負に負けても良い。

 常に進化して、昨日より今日、今日よりも明日、メンバー全員の

 実力が伸びていく、そんなチームを作ろう。

 そのためのアイデアをどんどん出してくれ。

 そして、出来る事は、どんどんやって行こう。

 チームの存亡に関わるような大きな失敗はダメ。

 だけど、小さな失敗はどんどんやれ。

 それが学びとなり、俺達全員の力となる」



実は、こんな事は、誰だってわかっている。

だけど、実際にやるとなると、一部の企業しかできていない。



メンバーが、常に自分が成長していると手ごたえを感じている。

こんなチームほど、強いチームはない。