安倍総裁は「自分のマニフェストを反省した上で人の批判を」 | 政治家の言質資料館

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23日、自民党の安倍総裁は岐阜市内と各務原市の街頭演説と記者会見と会合、米WSJのインタビューで発言。

安倍総裁の発言をまとめると下記の通り。

「野田総理は自分のマニフェストをまず反省した上で、人の批判をしてもらいたいなと思います。野田総理は自分たちがやってきた、あのまやかしとペテンを人にまるでなすりつけようとしている。「政権公約には、すぐにやれるものを並べている」と言ったことは一度もない。「できるものしか書いていない」と言っているだけである。

「首相なら成果を堂々と述べればいい。一切それはなく人の悪口ばかり。首相として恥ずかしくないのか。(世襲批判について)極めて寂しい。選挙のテーマが世襲なのか。驚くべき発言である。候補者の父親が何者であるかではなく、政治家が何を考え実行し、何を成し遂げてきたかが問われている。首相なら自分は任期中にこれを成し遂げたと語るが、それはゼロというかマイナス。だから世襲とは」

「民主党は倒産状態になっていると言って良い。民主の外交敗北でずたずたとなった日米同盟を立て直す。思い切った金融緩和を世に問うた結果、株価は上がり円安になった。私たちの政策は正しい。もし攻撃されたときに、日本の自衛隊がアメリカを助けるか助けないかが、集団的自衛権を行使できるかできないかということであります。助けなかったら、その瞬間に日米同盟は終わる」

「政治が行動を起こせば経済も変わってくる。民主党は3年経ってもできなかったが、私たちはまだ政権に就いていないのに円高は是正され、株価は上がって、すでに市場は反応している。米エール大学教授の浜田先生が、先般ファクスを送っていただき「安倍総裁が言っていることは全面的に正しい。野田総理こそ世界の非常識」と言っている。浜田先生は日銀の白川総裁の先生。つまり、白川総裁は浜田先生の教え子。私はこの論争はもう終わったと、勝負あったと思っている」

「デフレ脱却に向かってはいないという判断をすれば、消費税率を上げていかないということになると思う。中央銀行の独立性は極めて重要である。(2%のインフレ目標について)そこにターゲットをもっていくなら、日銀法を変える必要はないと思う。未達成時には日銀総裁が説明責任を負う。これは世界の常識。(為替介入について)ほとんど効かない。今まで効いていない。(世界の金融緩和・通貨安競争について)戦いの中で日本は負けている。テールエンド(最下位)である」