自由になったと思ってた。

けど、まだまだ苦しめられる事になった。


離婚時の取り決めで、

毎週日曜日の朝子供達を孝之の家に送って、

月曜日の朝に迎えに行く約束だった。


孝之は、結婚時に住んでいた家にそのまま住んでた。

子供達には良かったと思う。

近所のお友達も居るし、おもちゃやベッドもそのままだったから。


私が送り迎えをするから孝之は我が物顔で色々イヤミを言ったり威張ったりしていた。

特に、離婚は私が希望していたから、彼の中には『離婚に応じてあげた』感が高かったらしい。


孝之の強情さや人を見下す言動がイヤで離婚したのに、逃れられない。


何でこんなヤツにこんな言われ方しなきゃいけないの。

何で離婚してまで精神的な暴力を受けなきゃならないの。


そもそもの離婚原因がそれ。しかも、本人には自覚が無かった。

『そんなつもりじゃなかった』と言って終わる。

そう言えば全てが収まるとでも思ってるのか。


また、

私が一言言うと、10どころか、100くらいになって帰ってくるから、何も言えなくもなる。

喧嘩になるのが面倒だから、塞ぎ込む。

どんどん中に悪い物が溜まってく。


このままじゃいけない。何とかしなきゃ、と病院に相談。

精神科医にお世話になり始めた。


精神的な暴力は立件しにくいとの事で、警察も役所も重い腰を上げる事が無かった。

悔しい想いを抱えて、抗うつ剤を飲み続けるしかなかった。


ただ、子供達にはそんな姿を見せる訳には行かないから、元気なフリをする。

お父さんとは仲が悪い訳じゃないんだ、と演技をする。

子供達の為なら何でも出来る。


そう、これは私の為でもなく、孝之の為でもなく、子供達の為。

その為の試練。


そう思えば少し笑顔になれる。

子供達が大好きだと言うママの笑顔。


この子達の為なら、どんな試練も耐えられる。

ねじれた糸を解いてみる事も出来る。


うん、頑張ろう。

愛する子供達の為に。