コロナウイルス禍で壊滅的な打撃を受けたのはどの業界も同じですが、特に料亭や飲食店の打撃は大きかったと聞きます。



長年、私どもの料理教室に日本料理をご指導に来ていただいている料亭も、お客さまに来ていただけない日々が続き、料理人さんたちが意欲をなくしてしまっていると聞きました。

そこで今日はカリキュラムを変更して、プロから学ぶ日本料理と言うテーマでプロの技をご指導いただきました。

料亭弁当付きのレッスンでした。

生意気ですが少しでもお役に立てればと考え、お弁当を購入したり、料亭に伺ったりしたのです。

総勢100人が料亭を訪問。
そして本日は、20人の生徒が実技指導を受けました。



これは、とうもろこしの椀盛。
新ジュンサイと青ダツの相生結び添え。


今日は「食のスペシャリストクラス」のレッスン日だったので、生徒さんらはプロの技を見て学び、真薯椀を実習してから、お弁当を食べると言う特別レッスンとしたのです。

困った時はお互いさま。
長年のご縁に感謝し、絶大なる応援団となっている昨今。

だから、久しぶりに私どもにも来て指導してね、、、と厚かましくお願いした次第です。



日本料理の代表的な焼き物、鍬焼き。
そのうまさの秘宝を、余すことなくご指導賜りました。


料亭「松楓閣」は、先代の小川料理長時代からお世話になっていますが、

今日は松原料理長のレッスンでした。

10代から修業され35年の長きにわたって、脈々と伝統の味を守り続ける、現在の総料理長です。

わかりやすく、温かく、見事な調理技法を、丁寧にご披露下さいました。

写真撮りの際だけ、マスクを外しました。



真薯を作る際のスリコギの使い方は、鮮やかです。



楓形の柚子。

拍手が鳴り止まなかったレッスンでした。