今日も慌しい1日でした。
それが、「あぶり」という郷土の味。
一度食べたら、病みつきになる。
食べ始めたら止まらない。
故郷の香り高い干物。
やたらな金額ではなく、買いやすいのもうれしい。
その昔は、貧しい漁村の家庭の味だったという。
売り物にならない雑魚を家庭で丁寧にさばき、
サクラの木を燃やし、長時間かけて燻して仕上げたもの。
今も高齢の女性たちが、この作業に従事する。
そして、そこにあるドラマを知れば、更に惹きつけられる。
毎度の松楓閣の天ぷらコーナー。
天ぷら名人に、今日もお世話になった。
男子たちは、課外授業の楽しさに酔いしれていた。
その道ひとすじの名人がいる町や店には、酔いしれる味がある。
最新の設備がある全国展開のクッキングスクールが、コロナ禍で閉じるとのこと。
弊社に買い取りの打診があって、様子を見に。
豪華な設備に心引かれても、電磁調理器では家庭ではなかなか困難かもと。。
何よりも、高額のチケットをまとめてコース販売する料理教室とは、我が社は経営方針が異なるから一線を画したい。
良き企業に引き取られるよう、お声かけしますと引き下がる。
生徒さんらが心休まる、燻しの香りがする、故郷の優しさが感じられる料理教室を経営したいと思う私を、古いヤツだと笑ってください。