「一瞬の光陰 軽んずべからず」という言葉があります。
齢を重ねるごとに、重みを感じる言葉です。
ひと時ひと時を大切に生きなさいよという、諭しの言葉。
10kgのおかずみその、ふくいくとした香りが充満するキッチンに立ち、若かった日々を思い返す夜。
ましてやカラスミを作るなんて、考えたこともなかった。
これらの保存食は、お節料理テイクアウトレッスンの日に販売しようかしら? お正月には保存食があると助かるわよね。
それとも、来週のマダムクラスで皆さまに試食して頂こうかしら? マダムたちには、さまざまな味を知って欲しいから。
皆さまの思いを、あれこれ推察しつつ。
苦い思い出も、悲しい思い出も、ふつふつと蘇る。
しかし今は、私の周りにいる方々への「思いやり」の心を優先的に考えられるようになった。
齢を重ねることは、「優しくなること」だと自己肯定する。
寿し道「桜田」の若き店主。グルメ会の引率。





