弊社のホームページ上には、スタッフ募集の案内が常時掲載されています。

最近多いのが、調理や栄養の免許を持った方たちからの問い合わせです。

いきなり、「免許があります。経験もあるのですが、時給は初心者と同じですか?」とか、「料理講師にすぐになれますか?」とか。

そう言う人に限って、履歴書の送付をお願いすると、無しのつぶて。。。



経営者は我慢が大切だから、、、と自らに言い聞かせながら、白菜キムチの下準備をする土曜日。

キムチは漬け込んでから待つ。準備して待つ。

待つから「発酵して」、独特の風味やら味わいが増す。

仕事も同じだと思うのだけど。。。



まずは白菜を、ザックリと包丁で割る。





4つ割りにしたら、丁寧に洗ってから盆ざるに乗せて扇風機で水分を飛ばす。


唐辛子は甘みのある粗挽きと、細かく辛みの強いものを2種 混ぜて準備する。



白菜に挟み込む材料を「薬念(ヤンニョン)」と言い、体に良い食材ばかり。

私は大根、万能ネギ、ニラなどの他に、皮付きのすりおろしリンゴや上質のあみエビの塩辛などをたっぷりと入れる。

松の実やら、ごまも。

毎年 争奪戦になる白菜キムチ。




リンゴは日本で1番おいしい、榎本農園さんのものを使って発酵を増す。



生徒さんたちが家庭で作ってすぐに食べられるように、今日は「お手軽 切り漬けキムチ」のレシピを仕上げました。

たった2時間ほどで出来上がるキムチ。

待てない時代ですから。

下漬けを1週間します、、、と教えようものならば、「買ってきます」と言われかねません。

もちろん正しいキムチの漬け方も教えますが、料理研究家は手軽に作れる方法も模索するべきかと考えた次第。





切り漬けが出来上がりました。

青磁の器に盛ったら、ふいにソウルの全州会館で食べたキムチとマッコリを思い出しました。

長年にわたり研究され尽くした、贅沢な味。

本物は常に心に沁みる。

しかし、、、、、

時間をかけて、丁寧にじっくりと仕事をすることが全ての基本ではあっても、待てない時代だから、ささっとスピーディーに本物らしく仕上げることも求められているのかも。

惑いながら、戸惑いながら、料理研究家は「何が正しいのか」と考えつつ、出来上がったばかりのキムチを食べる。

素材が良いから、、、、初々しい味がする。