今日の午後は、きゅうりのキムチを教えました。
オイキムチと申します。
やたら韓国唐辛子が売れました。
おいしかったからでしょう。
良質の赤唐辛子と私のレシピがあれば、ダレだって完璧なオイキムチが作れます。
きゅうり、赤パプリカ、ミョウガ、小メロン、長芋などのぬか漬け。
リチャードジノリの、茄子形ピクルス皿に盛ってもらいました。
その昔、銀座の有名な洋食屋さんで食べた「ぬか漬け」、最高だったわと思い出す。
昼どきともなると、その店の前には運転手さん付きの黒塗りの車が行列をなした。
タキシードを着て山高帽子を被ったドアマンに迎えられ、車から降りて来た立派な紳士たちが店内で食べるのは、決まってハヤシライス。
何ということもないハヤシライスの後には、その店のグランマ(おばあちゃんマダム)が漬けたぬか漬けが出た。
紳士たちは満面の笑みを浮かべながら、ハヤシライスのご飯の上にぬか漬けを乗せて食べた。
あのぬか漬けは、紳士たちの心の故郷だったに違いない。
手作りのぬか床をかき混ぜる時、今もあの折の紳士たちの笑顔が思い出される。
ぬか漬けは「ふるさとの味」、「おふくろの味」だったのだろう。
成功した紳士たちが求めてやまないのが、ぬか漬け。本物の味だった。
ぬか床を作るのに1週間かかかったわ。
1日2回かき混ぜないと、良いぬか床にならないのです。
1週間たつと、何とも言えない芳香がします。
生徒さんには、各自がたっぷりのぬか床を作って持ち帰って頂き、私が作ったぬか漬けを食べて頂いたという次第。
丁度今が、梅を干す季節なのです。
こうしておくと、紅ショウガがカビません。
梅干しもぬか漬けも、まさしく日本人の心の拠り所だと、頑なに信じる料理研究家でございます。






