今日学校から帰宅する前にジュンク堂に電車待ちで行くと、懐かしい友達に会いました。

半年ぶりくらいかな??とにかくかなり久しぶりでした。

その友達も志望校に向けて着々と努力を重ねているようです。

本屋で色々お薦めの参考書を教えてもらいました。

明日学校で模試があるんですけど僕はその模試は受けないんで、その参考書明日買って、それを自習していようと思います。

今日その友達に出会えたことが、とても励みになります。

皆努力してるんだから、僕も負けてはいられませんね。

自分に勝つことはとても大切なことだと思いますが、人に勝つこともやはり大切じゃないのかなと思う今日この頃。

でも自分と他人に勝つことはつながりがあり、それは一体的なものだと思います。

では、まだちょっとフリータイムあるので、続き書きます。


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『CROMWELL』

第一章 空に咲く花⑤


西の方向のずっと向こうには、地平線まで続く広大な海が見える。

それはここからずっと遠くに存在しているものだけれど、この静寂が僕に作用してか、まるで僕と波が糸電話をしているかのように僕には波の音を聞くことができた。
僕と波が距離的空間を越えて糸で繋がっていって、静寂がその糸を張り詰めている。

海には一度だけ行ったことがあった。
あれはいつのことだったのか、たぶんもっと小さい頃のことだろう。
僕は友との別れのために海へ行ったのだ。

海の浜辺には「旅立ちの港」という港がある。
そこには、不定期的に船がやってくる。
それはオラテスの木で作られたとても大きな船で、鮮やかな彫刻が施されている。
しかし、同じ船が再び港に現れることはない。
そして船から下船する人もいない。
この港は、完全に「旅立ち」のためだけの港であった。

港からなぜ人々が船出していくのか、僕にはその理由がわからない。
何の目的で?それとも何かに強制されてなのか?
それに答えてくれる人はいなかった。

僕の友もこの港から船出していった。
船出のとき、彼が一言だけ僕に言った言葉を僕は覚えている。

「君は忘れてはいけない」

海を思い出すたびにこの言葉を思い出す。
海がこの言葉を思い出させるのか、この言葉が海を思い出させるのか定かではないけれど。
でもこの言葉の意味が、彼が言わんとしたことが僕には今でもわからないままである。

僕は君の手を繋ぎながら、君と海を眺め続けた。


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