今日も続けて小説書きます。
明日のテストのため、あまり時間かけられません。
誤字があってもご勘弁。
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『CROMWELL』
第一章 空に咲く花②
僕たちは手を繋いだまま歩き出した。
湖畔に沿って僕たちは歩く。
湖は静寂を保っていて、湖の向こうに見える黒い森の木々は風に揺れている。
僕たちが歩く道のずっと後ろに光はあった。
光は町を意味している。
城もあらゆる色の光にみたされ、フェスティバルを祝っていた。
今日くらいはあの無愛想な兵士たちも笑顔で宴を開いているだろう。
商人も旅人も広場に集まって互いに祝いあっているだろう。
彼らは祝っている。
僕には何を祝っているのかはわからないけれど、
彼らは祝っている。
彼らは彼ら自身のために祝っている。
そう、そこには多くの光がある。
でも僕たちがいるところはそこと完全に分離された異世界のように感じられた。
この世界では闇と静寂が僕たちを包んでいる。
まるでこの世に僕と君しか存在していないかのように。
光と闇のコントラスト。
それに僕は一瞬不安を覚える。
星々が瞬く空が二つの世界を一つにしているかのようだ。
そして、空が僕たちの世界と彼らの世界をつながっていることを示してくれる。
僕たちはゆっくりと歩いている。
たいまつも持たずに。
闇の中、僕はかつて長老が語っていた言葉を思い出した。
「暗夜に蝋燭を灯しながら、ゆっくりと進むのだ。闇の中に我らは疑いを抱き、蝋燭をあてそれを知る。そしてその先にあるものを疑う。」
僕たちは知と疑いのスパイラルの中を進む。そこに進化というものが存在している。
僕たちは無言で歩き続けた。
でも僕はつないだ手にしっかりと君を感じている。
「寒い」
君は身を小さくしながら言う。
冷たい風が辺りを覆う。
黒い君の長い髪が風になびく。
「これ着る?」
僕は着ている茶色のコートを、繋いでいない方の手で指差した。
君は首を振る。
でも僕はつないだ手を離して、コートを脱ぎ、君に着せた。
「少しはましだろ?」
「でもあなたが寒いでしょ?」
「僕はこれくらいは平気だよ。」
それは嘘だ。
闇は静かで、そして冷たい。
僕は寒さを感じながらも平静を装った。
「僕は平気だよ。それに、僕が寒いのと君が寒がってるのを見てるのだったら、前者の方がよっぽどましさ」
「あなたが助かれば私が傷つく。私が助かればあなたが傷つく。」
「そんな大げさに考えなくてもいいよ」
「私一人が助かるなんて嫌よ」
君はコートの半分を僕に羽織ろうとする。
確かにそのコートは大きいけれど、二人が羽織るには少し小さい。
「僕は両方助けるさ」
僕はコートを君にかけ戻す。
君は僕を見上げて言う。
「強いもんね」
君は微笑んでいる。
僕は返答の代わりに微笑んだ。
そして再び手を繋ぐ。
道は森へと続いている。道は何の迷いもなく一直線に伸びていた。
僕たちはすでに湖を過ぎ、草原の中を歩いている。
草が風に揺れ、さらさらと音を響かせる。
僕たちは道からそれることなく森へと向かって歩いた。
森の入り口に到着した時、僕たちは立ち止まった。
僕は木々が僕の予想よりもはるかに高く、はるかにずっしりとしていて、間断なく密集して生えていることにようやく気付いた。
道以外には人が通れることは無理そうだ。それほどに密集している。
これを密林と呼ぶんだろう、と僕は思った。
大木は巨人のように聳えたち、それは門番のようだ。
彼らは笑っているようにも怒っているようにも黙っているようにも見えた。
でも僕たちは進まなければならなかった。
どんなことがあろうと僕たちは進み続けなければならないんだ。
理由は僕にもわからない。
でも僕たちは何かを信じていた。
そして、僕たちは再び歩き出し、森へと入っていった。
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明日のテストのため、あまり時間かけられません。
誤字があってもご勘弁。
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『CROMWELL』
第一章 空に咲く花②
僕たちは手を繋いだまま歩き出した。
湖畔に沿って僕たちは歩く。
湖は静寂を保っていて、湖の向こうに見える黒い森の木々は風に揺れている。
僕たちが歩く道のずっと後ろに光はあった。
光は町を意味している。
城もあらゆる色の光にみたされ、フェスティバルを祝っていた。
今日くらいはあの無愛想な兵士たちも笑顔で宴を開いているだろう。
商人も旅人も広場に集まって互いに祝いあっているだろう。
彼らは祝っている。
僕には何を祝っているのかはわからないけれど、
彼らは祝っている。
彼らは彼ら自身のために祝っている。
そう、そこには多くの光がある。
でも僕たちがいるところはそこと完全に分離された異世界のように感じられた。
この世界では闇と静寂が僕たちを包んでいる。
まるでこの世に僕と君しか存在していないかのように。
光と闇のコントラスト。
それに僕は一瞬不安を覚える。
星々が瞬く空が二つの世界を一つにしているかのようだ。
そして、空が僕たちの世界と彼らの世界をつながっていることを示してくれる。
僕たちはゆっくりと歩いている。
たいまつも持たずに。
闇の中、僕はかつて長老が語っていた言葉を思い出した。
「暗夜に蝋燭を灯しながら、ゆっくりと進むのだ。闇の中に我らは疑いを抱き、蝋燭をあてそれを知る。そしてその先にあるものを疑う。」
僕たちは知と疑いのスパイラルの中を進む。そこに進化というものが存在している。
僕たちは無言で歩き続けた。
でも僕はつないだ手にしっかりと君を感じている。
「寒い」
君は身を小さくしながら言う。
冷たい風が辺りを覆う。
黒い君の長い髪が風になびく。
「これ着る?」
僕は着ている茶色のコートを、繋いでいない方の手で指差した。
君は首を振る。
でも僕はつないだ手を離して、コートを脱ぎ、君に着せた。
「少しはましだろ?」
「でもあなたが寒いでしょ?」
「僕はこれくらいは平気だよ。」
それは嘘だ。
闇は静かで、そして冷たい。
僕は寒さを感じながらも平静を装った。
「僕は平気だよ。それに、僕が寒いのと君が寒がってるのを見てるのだったら、前者の方がよっぽどましさ」
「あなたが助かれば私が傷つく。私が助かればあなたが傷つく。」
「そんな大げさに考えなくてもいいよ」
「私一人が助かるなんて嫌よ」
君はコートの半分を僕に羽織ろうとする。
確かにそのコートは大きいけれど、二人が羽織るには少し小さい。
「僕は両方助けるさ」
僕はコートを君にかけ戻す。
君は僕を見上げて言う。
「強いもんね」
君は微笑んでいる。
僕は返答の代わりに微笑んだ。
そして再び手を繋ぐ。
道は森へと続いている。道は何の迷いもなく一直線に伸びていた。
僕たちはすでに湖を過ぎ、草原の中を歩いている。
草が風に揺れ、さらさらと音を響かせる。
僕たちは道からそれることなく森へと向かって歩いた。
森の入り口に到着した時、僕たちは立ち止まった。
僕は木々が僕の予想よりもはるかに高く、はるかにずっしりとしていて、間断なく密集して生えていることにようやく気付いた。
道以外には人が通れることは無理そうだ。それほどに密集している。
これを密林と呼ぶんだろう、と僕は思った。
大木は巨人のように聳えたち、それは門番のようだ。
彼らは笑っているようにも怒っているようにも黙っているようにも見えた。
でも僕たちは進まなければならなかった。
どんなことがあろうと僕たちは進み続けなければならないんだ。
理由は僕にもわからない。
でも僕たちは何かを信じていた。
そして、僕たちは再び歩き出し、森へと入っていった。
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