メールのなかった頃
やっと年賀状を書いている。
毎年ギリギリだけど、今年はほんとに切羽つまってやっている。
去年もらった年賀状を見ながら毎年出す人をピックアップしてるので、
箱を引っ張り出したら中がぐちゃぐちゃになってたのでついでに整理した。
成人してからの分が手元にあるが、自分の住所が数年サイクルで変わってるのを再確認してしまった。
長くて３年、短くて１年。
数年前は、苗字も違っていた。
その度にアドレス帳を直してくれてる友人達に申し訳なく思う。
今の住所で３回目の正月。
来年も変わらないでいるかどうか、、、。
年賀状の他にも、暑中見舞いや、久々に会った友人にお礼のハガキを出したりしてたので、
その返事とかのハガキや手紙もとってあり、こんな事してた頃もあったんだと改めて思った。
メールが日常のツールになるまでは、結構頑張って書いたりしてたんだ。
絵葉書の絵柄を選んだり、ペンの色を悩んだり、クリスマスの頃はカッコつけてカードを送ったり。
メールでも、特に携帯のメールはいわゆるデコメでカラフルに色々出来るが、
ハガキの絵柄を選ぶのとはちょっと感覚が違う気がする。
来年はアナログに戻ろうかな。
The Devil Wears Prada
邦題 『プラダを着た悪魔』
大好きなメリル・ストリープが出てるので観た。
ブランド物に縁の無い自分でも結構面白かった。
ストーリー自体は平凡だけど、やっぱりメリルが凄い。
それとあのニューヨークの雰囲気。
やっぱり刺激的な街だと思う。
いつか絶対、行って見たい。
今年のナミダ
あと一週間で来年。
いつも思うが一年なんてあっという間だ。
一年の中でもその時々で入れ込む何かがある。
その中でも一番の事柄はやっぱ四月に行ったミラノだろう。
出張の名目は毎年行われている『Milano Salone』の視察と情報収集だったので
いわゆる観光的な事は出来なかったが
街中をうろつく事になったので、いやでも町の様子を感じる事は出来た。
イベント開催前に現地入りしたので、初日にＭｉｌａｎｏのシンボル、Ｄｕｏｍｏへ。
生憎改修工事中だったので肝心のファサードは足場が組まれて見られなかったが
中を見ただけで充分だった。
建物の持つ圧倒的な存在感をイヤというほど感じた。
こんな空間に身を置いたのは初めてで、自然にナミダが出てきた。
この建物が築かれた経緯や、高さが何メートルで何ｔの大理石が使われて、なんて
そんなデータは必要ない。
その空間そのものから感じる事に意味がある。
ここには帰国前日にも行かずにはいられなかった。
こんな場所が、地球上にはまだまだ沢山ある。
一つでも多く、この気分を味わいたいと改めて思った。