『未来を生きる君たちへ』
英題:『In A Better World』
2010年 デンマーク
都内では今週で上映が終わってしまう所で
何とかギリギリで観に行きました。
それぞれ境遇が少々深刻な二組の家族が
生と死、愛と憎しみ、復讐と赦し、様々なテーマをもって問いかけをしてきます。
原題の“heavnen”とは、デンマーク語で“復讐”。
非暴力を訴える、エリアスの父親も
やはり暴力でしか解決出来ない局面に苦悩する。
最後は一応ハッピーエンドではありますが
復讐は善か悪か?最終的には答えを見出せずに
邦題の示す通り問いかけを残したメッセージを強く感じます。
舞台となるデンマークの景色が美しく
だけどどこか悲しげです。
そこも含めて私にとっては印象深い一本となりました。
- 二十一世紀に生きる君たちへ (併載:洪庵のたいまつ)/司馬 遼太郎 (しば りょうたろう)
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