『ツリー・オブ・ライフ』
原題:『THE TREE OF LIFE』
2011年 アメリカ
うう~ん、難しい映画を観てしまいました。
難解、と言うより、なんと行ったら良いか、という点で難しい。
よくこの作品をシネコンで上映したなと感心しました。
自宅に戻ってからレビューとか読んでみたのですが
やっぱり賛否両論、やや否定派が多いのも分かる気がする。
カンヌでは拍手とブーイング、両方起こったとか。
厳格な父に育てられた主人公・ジャックの回想、というシーンが多い。
親の厳しさは、子供の未来を思えばこその愛情故。
だがそれは子供には伝わらない。
苦悩する父が私には切なく映りました。
こんな、親子で演奏しちゃったりとか素敵じゃない?
頑張れパパ!
子の居ない私が言うのもなんですが
すっかり親の目線で観てしまいます。
こういう、主人公の回想シーンはとても美しくて清々しいのですが
本編では抽象的なイメージシーンもかなり多いのです。
ここら辺がちょっと評価が難しい所のようですね。
ですが、私、不覚にも涙が出たんですよね。
何処のシーンで、というのは覚えてないんですが
なんかちょっとツボがありました。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
作中、聖書の引用が多く、宗教色も若干強いのですが
命 とか 愛 とか
教義の違いなぞも超越したテーマであると思えば
だれでも感じる物は何かしらあると思うのデスガ。
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