平和祈念
猫がこんな姿でくつろげるのも
平和な世の中である証拠でしょうか・・・
私の両親は戦中派。
幼い頃の記憶から
ジャガイモやかぼちゃや芋が苦手。
戦争末期の東京を経験した母は
灯火管制も経験したから
夜、部屋の明かりをぱっと照らせるのは
幸せな事だと未だに言う。
山形出身の友人のお母さん。
戦後、子供なら捕まらないだろうと言う事で
神奈川の親戚の家にお米を届ける為はるばる上京し
あと少しで親戚の家に、という所で警官に見つかり
わずかばかりのお米を取り上げられてしまった事を
今でも忘れられないと言う。
別の友人のお父さん。
サイパンで友人が戦死した。
つい最近、初めてかの地を訪れ
60年以上前の別れを思い出し、涙が止まらなかったと言う。
多くの人の命が犠牲になった過去がある。
未だに忘れられない悲しい過去を抱え生きている人もいる。
まだまだそんな時代であるという事を
忘れずに生きる事。
それぐらいは、戦争を知らない私でも出来ると思う。
そして、未だに戦火の中にある地が
世界のあちこちにあるという現実も。