ライフライン
今日は、15年前、震災があった日です。
出がけにニュースを観て愕然とし
通勤の車中から、神戸に住む友人に
震えながら電話をかけ続けたのを今でも覚えています。
(当時は運転中の携帯使用は今ほど厳しく無かった)
当然、電話は繋がらず
結局彼女と話せたのは
1週間以上経った後でした。
そんな事を実家の父に話したら
さらりと少々得意げに
『俺はとっくに無線で現地の人と話した』
と言うではありませんか。
そう、私の父は【ハムおたく】。
アマチュア無線愛好家なのです。
被災地に応答を呼び掛けたら
返してくれた見ず知らずの人が一人。
そして現地の状況を聞いたと言うのです。
曰く、電波は無数に飛ばせるから
ラインを必要としている通信手段より
数段優れたライフラインなのだ、と。
電源はどうしたんだ?という疑問は
未確認ではありますが
応答してきた人がいると言う事は
きっとバッテリーで対応出来るのでしょう。
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全く役に立たないヘンな趣味だ、と
普段はまるで理解しない私でしたが
この時ばかりは感心してしまいました。
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何年経っても
私の中で忘れる事が出来ない災害のひとつです。
失われた多くの命に合掌。