『The Reader』
封切後一週間以内の作品を観に行くなんて
きっと 『ダンス・ウィズ・ウルブズ』 以来だな~(古っ!)などと思いながら(^_^;)
張り切って?観に行きました。
邦題 : 『愛を読むひと』
2008年 アメリカ・ドイツ合作
ストーリーそのもの以外にも気になる点がいくつかあって
公開が待ち遠しかった作品です。
監督・スティーブン・ダルドリー
↑前作『The hours』(邦題・めぐりあう時間たち)が私はお気に入り。
主演女優・ケイト・ウィンスレット
↑当初、主演は二コール・キッドマンだったとか。
主演男優・レイフ・ファインズ
↑『The Constant Gardener』(邦題:ナイロビの蜂)での印象が物凄く強く残っており、今回の作品も悲劇であろうという事で・・・
舞台が戦後のドイツというだけで、ある程度想像出来ましたが
ストーリーは少々重苦しい。
多くの要素が絡み合って、単なるラブストーリーでは決してない。
美しい純愛ストーリーを思わせる予告がちょっと作為的な感じすらします。
こんなシーンに安心していると、後半どんどん落ち込んでいきます。
複雑な感情が入り混じる作品ではあるのですが
私は純粋に
・・・長い時間を経た後に抱く、過去の人への感情・・・という
もの凄くセンチメンタルなものにやられてしまいました。
もちろん、この映画の主題はそれだけではないのですが。
ちょっとだけ違和感を感じたのが・・・
主人公の名前が “マイケル” 。
なぜドイツ語読みの “ミヒャエル” にしなかったのか?

この映画の舞台がドイツである事は、重要なファクターであるのにも関わらず。
私はどうしても、こういう細かいところが引っかかってしまう。
そして物語の印象を深めるに必要な音楽が
少々過剰気味なような気がします。
単にボリュームが大きいだけなのかも知れませんが。
(『めぐりあう時間たち』では音楽の効果が絶大。)
・・・などと小さなダメだしなんぞを書いてしまいましたが
基本的には事前の期待は裏切られる事なく
観に行って良かったと思っています。
公開が始まったばかりで言うのもなんですが
早くDVDが出ないか楽しみな作品となりました。