『CHANGELING』
ほんとに久し振りに映画館に足を運びました。
2008年 アメリカ
主演のアンジェリーナ・ジョリーがアカデミー主演女優賞にノミネートされたので
そこそこ話題になった作品でしょう。
私がこれをチョイスしたのは、イーストウッドの新作が観たかったから。
いつも重々しいテーマを掲げるイーストウッド作品。
今回は行方不明になった息子を捜す母親と、それを適当に処理しようとする
腐敗しきったロス市警を描いた作品、との事で
どんなもんでっしゃろ?と興味は少々大きかった。
全編ほとんど泣きまくっているアンジェリーナ・ジョリーを
延々観せられた感じがしないでもない。
確かに、必死で息子を捜す母親を、彼女は見事に演じていたと思う。
でも私はどうしても、彼女のあのぷくぷくとした唇が
気になって気になって・・・(・_・;)
このアメリカ版のポスターの写真・・・すごいっすね(^_^;)
ストーリー自体は実話で重苦しいテーマではあったので
それなりに緊迫した内容で良かったのですが
何か少し物足りなさを感じてしまった。
とてもあっさり終わってしまった感が否めない。
警察に不当に扱われる主人公(アンジェリーナ・ジョリー)を
牧師(ジョン・マルコビッチ)がサポートしたりするあたりも
もちょっと掘り下げて見せてくれたらいい感じもしたんですが
それもさらっと流されてるような・・・
極端に言うと、主人公以外はほんとに “脇役” でしかない感じ。
何だか少々消化不良なまま
昨夜の強風の中、チャリンコで家路につきました。
でもやっぱり、映画は劇場で観るに限るなぁ、と
当たり前の事を再認識して来ました。