放浪
※以前、似たような内容の記事 を書きましたが
今回はまた別の場所の話です。
仕事がらみでどうしても見ておきたい店舗があったので
休みの日に実家のクルマを借りて出かけました。
その店舗は、以前住んでいた街の近くだったので
いやでも知った道を通る羽目に。
そこは今から8年前、結婚当初暮らしていた街。
大して変わらぬ街並みを、何とも言えない気持ちで眺めました。
住んでいた当時、仕事がめちゃめちゃ忙しかったので
帰りはいつも深夜。
たまの休みの日は昼まで起きられず
午後になって、ようやく洗濯機を回し始め
買い物や銀行の用事などに出かけるのは夕方になってから。
あっという間に休み一日が終ってしまうような
慌しい日々を送っていました。
仕事がハードだった分、お給料も今よりも大分多かったのに
それが何に消えていったのか分からないくらい
充実した暮らしとは言い難い毎日でありながら
それに疑問を抱くヒマさえありませんでした。
今は当時と比べてお給料は少ないけれど
仕事帰りに呑みに行ったり
休みの日も午前中から出掛けられるし
ちょっとの遠出もしようと思える。
そして、その頃は全く出来なかった、友人達と会うという
時間と気持ちの余裕が持てるようになりました。
どちらが私にとって幸せな生活なのかは
今になって、ようやく分かるようになって来ました。
お金で時間は買えないのだという、当たり前の事実も。
そして、今住んでいるこの街にも
いつかこんな事を思いながら、違う街から訪ねる日が来るのかしら
などと思ってしまったりします。
もうすぐここに暮らし始めて4年が経とうとしています。
自立してから何かと転居が多い生活を送ってきた中で
この街での生活は、その中で最長記録を更新中。
このままここに居続けるのか
はたまた、またしてもどこかへ流れて行くのか。