帝王>クリスマス
私の通勤路の途中駅に、大きな競馬場があります。
12月に入ると、毎週末、その競馬場開催のレースが続くので
土日の乗客が、明らかにそこを目指す人で増える。
そんな事で、12月になったのを実感したりします。
毎年最後の重賞レース『有馬記念』もここで開催されます。
そして1993年のそれは、忘れられないものになりました。
私はホテルのレストランでアルバイトし生計を立てる
フリーターの身分でした。
ホテルの裏側を語ると長くなるのでここでは割愛しますが
何しろそこはギャンブラーの巣窟でした。
なので、その日の従業員食堂には
こんなに集まって大丈夫か?と思うくらい多くのスタッフが
(なんと支配人も何人かいた)
テレビに釘付けになっていました。
みんなの注目は、トウカイテイオーという馬。
その馬は、怪我をしてその年に一度もレースに出ていないのにも関わらず
ファン投票で選出され出走し、見事1着でゴールしてしまった。
1年間、怪我と調整の日々を送り
やっと出られたレースでその実力を見せ付けた走りは
まさに帝王のごとき、神々しさがありました。
いつも思うんですが、サラブレッドの筋肉ってすごいですね。
なんてすごいんだ、この馬は。。。
これぞ正にプロのアスリート! (馬ですが・・・)
その最後の走りのすさまじさに鳥肌が立ち
気が付いたら私はナミダを流していました。
後にも先にも、競馬を観てこんなに気持ちになった事はありません。
クリスマスと言っても特別の想い出もないので
12月というと、どうしてもこの瞬間を思い出します。
この競馬場は、12月の毎週末にイルミネーションが点灯し
それが名物になっています。
もう、随分行っていませんが
そろそろ観に行きたくなってきました。
